ディスコミュニケーション(3)

続きです。

しかし、じっと黙っていた奥さんがある日突然切れることがあります。

特に、子供が独立してしまえば、気がまぎれるものがありませんから、旦那と顔を突き合せるのが嫌になるわけです。

昔だったら、我慢したかも知れませんが、最近は離婚を躊躇うことが少なくなっています。

だから熟年離婚が増えているんですね。

そうして、財産を半分、年金も半分奥さんが取ることになります。

夫の座に胡坐をかいていたご主人がその時になってあわてても遅いでしょう。

そんなつもりはなかったなんてよく言いますが、普段から禄に話もしないでわかってもらおうなんて厚かましいとしか言えません。

特に女にはわからないなんて考えはもってのほかです。

これは親子関係でも同じことで、昔の威厳のある父親は黙っていても良かったのかも知れませんが、今では黙っていても尊敬されるなんて幻想以外のなにものでもありません。

別に子供に迎合する必要はありませんが、できる限り話をすべきです。

たとえば、仕事の話なんかも避けないほうがいいですね。

子供だからといって、「子供扱い」せず(変な表現ですが)、きちんと一人前の人間として向かいあわなければいけません。

まだまだ続きます。

では。