情けはだれのため?

「情けは人のためならず」という諺をご存じだと思います。

その意味を「情けをかけることは、結局はその人のためにならない」だと思っている人が多いことから、よくクイズの問題になりますよね。

もちろん、「情けは人のためではなく、いずれは巡って自分に返ってくる」というのが本当の意味です。

しかし、ある心理学者によると別の考え方もあるそうです。

たとえば、電車で老人に席を譲るとします。

するとその人はそんな良い人である自分に満足感を覚えるんですね。

そして、自己肯定感を高め自分を好きになる。

後は好循環で、もっと自分を好きになるために、さらに人に親切にするようになります。

これは非常に重要な人生を幸せに過ごす秘訣だと思います。

人に親切にすると損をすると思っている人は、大抵、幸せそうには見えません。

大きなお世話かもしれませんが、考え方を変えてみたらどうでしょう。

ただし、注意しなければいけないのは、情けが自分のためにもならないことも時々あることです。

情けをかけられた人から恨まれるわけです。

たとえば、よく聞くのが、お金を借りた人間が貸してくれた友達を良く思っていないなんことが結構あります。

逆恨みもいいところですが、プライドの問題は微妙ですからね。

では。