鑑定での喜び

私は、電話での鑑定は、某占いダイヤルでおこなっている。
先日、午前中に電話で鑑定した方が、
夕方になって再び電話をかけてこられたことがあった。

何事かと思いきや、他にまたみてもらいたいことがあるとのこと。
快く受けていたが、でもなんだかちょっと様子が違う。
彼女は私の話をそうか、そうかと聞いている。

普段、私は、相談者の悩みや気持ちをじっくり聞き、
それに添って、結果やアドバイスをお伝えし、
また話を聞くという形で鑑定をしている。

カウンセリングほどではないが、相手の気持ちを汲み、
共感しながら鑑定を進めている。

はっきりいって口がうまいほうではない。
いつも、どう伝えれば、どう表現すれば、
わかりやすく、納得していただけるのかを
一生懸命考え、模索してる毎日である。

そういう日々の中で、彼女に出会った。
あまりいないタイプの方だったので、私は戸惑っていた。

そんな矢先だ、鑑定がひととおり終わった時であろう、
彼女はぽつりと言った。

「先生、何か心理学とか、どこかで勉強されていたのですか。
 いろいろなこと知ってらして、とても参考になって、
 よかったです。今日は、ありがとうございます。」

確かその直前にお話したのは、アドバイスで出たことを、
もっとわかりやすくした、いくつかの例や具体策。
しかし、それは、私が今まで経験した範囲での話。
彼女の中でよかったと思えるかは、わからなかった。

でも…

彼女が、明るくなって話したその言葉で
なんとなくわかった。

毎日、鑑定していく中での喜び。
それは悩み相談される方が、
明るく元気になる瞬間を感じること。
これからも、頑張るぞ〜♪