接客態度

少し前のことである。
親に孫の写真を送るため、現像をしようと
近くの写真屋さんへ行った。

デジカメで撮ったため、データはSDカードの中に入っている。

お店に入り、注文する機械を見つけた。
近頃は、SDカードなど、データの入ったカードを機械を差し込み、
タッチパネルを使って好きに選んで注文できるようになっている。

その仕組みを知っているため「注文しますね〜」と
私は、お店の人に一声かけて機械の前に行った。
そして注文画面をタッチしようとした時だ。

「画面に触らないでください!」

店主の奥さんであろう婦人の方が大きな声で言われた。
よく見ると、画面の横にペンが置いてあった。
どうやらこの注文機械は、手でタッチするものではないらしい。
申し訳ないなと思い、ペンでタッチしてたのだが、
子どもと一緒だったため、じゃれられて、つい画面に手が!
その瞬間…

「が・め・んに、触らないでください!!!」

ずっとこちらの様子をカウンターごしに立って見てたらしい。
悪いのは私だけど…

結局、そのお店にいる間、私は、自分がお客だということを忘れ
とても気をつかう時間を過ごした。

その後、私はその写真屋に行ってない。
現在は、少し場所が離れてて現像代が微妙に高いけど、
愛想のよい、親切なお店で現像をしている。

この件のおかげで、自分の仕事の姿勢を考えることができた。

私も、お客様が気をつかってしまう鑑定をしていないだろうか?
もう話したくない、連絡したくないと思うほど、お客様が
傷ついてしまう鑑定をしてしまってないだろうか?

してるつもりはないが…
そういう謙虚な姿勢をいつも忘れないでいよう、
そして、お客様の永遠の味方になろう、と改めて誓った☆