前回は季節の変わり目症候群のお話しをいたしました。 毎回反響をいただきとてもうれしく思っていますが、前回の連絡はとくにうれしかったので少し紹介いたしますね。 急にフラフラしてきて心配していたニャンコ🐈さん 原因不明で、飼い主さんはいろいろ調べて前庭疾患も疑い始めていました。 ですが聞いているとどうも季節の変わり目症候群のような感じ 対策として、与えていたプラセンタのサプリメントを増量してもらったのです。 そうしたら後日連絡をいただきまして すっかり良くなりました、ホントに劇的に変わりました! うれしくて連絡してしまいました! こちらまで嬉しくなって、ついついいつもの調子で長電話 聞いていると、やはり調子が悪くなったのは秋の満月のあたりからでした。 増量して4日間であきらかに変わったそうです。 もしこの飼い主様が動物病院に依存している方で、あーでもない、こーでもないと検査や薬漬けになっていたら いまごろ余計に心配が増えていたかもしれません。 動物病院では季節の変わり目症候群なんて、診断してくれませんからね^^; 日頃から役立てていた、反応の良かったサプリメントを増量するという飼い主様の判断 今回は大正解でした。 ちなみに薬には真似のできない芸当です。 とくに処方薬は用法用量を守って正しくお使いください。笑 ということで紹介から入りましたが、今回は「薬 薬剤師の本領を発揮しつつ、ちょっと裏話も交えてお話します。 そもそも薬とはなんなのでしょうか。 そこから理解してもらうとわかりやすいです。 薬とは国の規制を受けた化学物質です。 生体に影響を与えることが明らかで、体の機能を変化させることで症状を緩和する可能性がある反面、同時に望ましくない作用も有する化学物質です。 その影響の強さに応じて規制の程度が異なります。 薬局でカギをかけて保管しなくてはならないもの、処方せん調剤以外を禁じているもの、ドラッグストアーで購入できるものなどです。 要は薬のランクは、効くとか有用性が高いとかの順ではなく、危険レベルの問題なわけです。 そして「効くかどうか」と「危険レベル」には、比例するような関係性はありません。 ちなみにカギをかけて保管するのは医療用麻薬です。 ほかに毒薬や依存性の強い薬も厳重に保管しますし、そもそも私が管理していた薬局では調剤室自体にカギをかけられるようになっていました。 「効き目」と「危険性」の関係が、もっともチグハグしている薬といえば何でしょう? 代表例は抗がん剤です。 抗がん剤の危険度はマックスであり、死んでしまう場合すらあるにも関わらず、効かないケースも多発するような薬です。 そもそも健康体を発がんさせてしまう薬です。 調剤するときは、手に触れないように、吸い込まないようにと、いろいろ気をつかう薬でした。 ステロイド剤であれば、危険度もそこそこかもしれませんが、とても反応性の良い薬と言えます。 止血剤で使われるトラネキサム酸は、ハミガキ粉にも入っているような安全性の高い薬ですけれど、正直効果は・・・うーんって感じです。 頭痛薬も花粉症薬も、胃薬だって全員に効くわけではないですし、もしその場が楽になったとしても病気は治っておりませんので必ず再発します。 効くって一体どういうことなのか?と考えてしまいます。 とにかく、一律に薬で病気が治ると考えてしまうのは良くありません。 あと、こんな薬もありました。 ありました、と過去形なのは、やっぱり効かないからと言って途中で承認取り消しになった薬だからです。 20年ほど前に、痴呆に効くという薬が何種類も発売されていまして、私もすごい量を調剤していました。 でもすべて発売中止になってしまったのです。 それらの薬を国が再調査したら、すべて効果がないことが明らかになったそうです。 私のいた薬局でも、調剤数の上位をそれらの薬が独占していましたし、急な発売中止はメーカーにも医療業界にとっても大きな痛手だったでしょう。 薬の発売中止といえば、セラペプターゼも印象的です。 風邪で病院に行けば必ず処方されていたようなピンク色の錠剤で、40年以上の販売実績があったのですが、それも効き目が無いことがわかって自主回収です。 さきほどの痴呆の薬と合わせて、私だけでも数十万錠は調剤してきたと思います。 その分は、私の調剤はまったく無駄で、みなさんの健康にまったく寄与できていなかった。 で、サプリメントはどうなのか?ですが 正直なところ良いものも悪いものも混在するピンキリの世界です。 飲むだけで運動しなくても痩せる!体内脂肪が燃焼する!というお茶 バンバン広告を打って、わたしたち消費者の心理をうまく突いてきますけれど、本当に痩せた人っているのでしょうか。 少なくとも私の周りにはいないと思います。 で、動物病院で臨床テストをしたところ、冒頭のプラセンタのサプリメントは肝臓の調子が心配な子たちに、驚異的な反応性を示しました。 痩せないダイエット茶とは、もうぜんぜん別次元のサプリメントです。 さっそくテスト結果をホームページに掲載して、みなさんに根拠として開示しました。 ところが、役所の職員が来てこんなことを言うのです。 「サプリメントは、臨床成績を開示してはいけない。」 いろいろ思うところはありましたが、そういうルールなのだと聞かされ 職員さんの指導に従って試験データは撤去することになりました。 その他にも、根拠をズバリと表現してはダメだとか、いろいろ言われ 職員さんはうちのホームページを全部印刷して持ってきて、細かい部分まで指摘。 でも終始好意的に話していたおかげでしょう。 「他の会社が御社のホームページをチェックして役所を動かし、それで来たのです。」 と教えてくれました。 やっぱりそういう世界なのか、と改めて理解すると同時に もう性能勝負で行くぞ! 使ってもらって実際に貢献できているなら、それで良いじゃないか! と決心できました。 いまでは、あの職員さんに指摘されて良かったと思っているほどです。 ちなみに「健康サポート」という言葉が多用されているのも、職員さんの指摘を受けての対策だったりします^^; 本当のことを正直に書けないって、本当につらいですけれどしょうがない。 というような諸事情があるために、サプリメントは効くと言えませんし、改善率○○%とも書けません。 みなさんがサプリメント選びに苦悩してしまうのは、そういう極めて重要な情報に触れることができないためでもあります。 日本人が口コミに弱いのも、おそらくこういった日本のルールのせいでもあるでしょう。 これが海外ではもっとサプリメントのステータスが高いのですけれど、日本にいる限りしょうがないことです。 ちなみに私はちょっとずるいです。 学会やセミナーで情報を仕入れたり、獣医さんや直接メーカーに聞けるので 得られる情報の精度はだいぶ高めかもしれません^^ かたや薬の場合、かなり反応率が低かったとしても「効く」と表現できたり、白衣を着た先生方が「これで治る」などと後押しプッシュしてくれるわけです。 ふつうの方々でしたら、これで良くなるんだ!と信じてしまって当然ですよね。 「薬は効くけど、サプリメントはそれほど効かない」 そんな考えが常識化してしまっているのも無理のないことです。 あと、薬とサプリメントの違いで、その原料についての知識もお伝えしておきましょう。 たとえばウルソデオキシコール酸という肝臓薬は、熊の胆から発見されたと言われています。 ですがみなさんが入手するウルソデオキシコール酸は、たぶん残念ながら化学合成品です。 それはそうですよね。 そんな大規模なクマ牧場があるはずもありません。 カビから発見されたとう言うペニシリン系の抗生物質も、血圧薬、胃薬、たいていの薬は化学合成品です。 バファ○ンの半分は優しさからできていますが、それはダイアルミネートと呼ばれるアルミニウム化合物です。 おそらく多くの化学合成品は、石油などの油をベースにしています。 そうでなければ、巨大なエビの養殖場に撒いたり、世界中の家畜飼料に混合させたりする分まで賄いきれません。 それが悪いと言うわけではありません。 でも根拠のない安心感で、ときに大きなリスクを見逃してしまうことがあるかもしれません。 ぜひ気をつけていただきたことです。 「薬を逆さから読めばリスクです。」 よく冗談交じりのネタにしていましたけど、本当はまったく冗談ではないですよね。 痴呆の薬のために、私たちは何兆円の無駄な医療費を払ってきたのか? 薬効のない風邪薬で、余計に治りが悪くなっていなかったのか? 処方してくれる人がいかにピシッとした白衣を着ていても、薬効自体は高まりませんし、副作用も減るわけではありません。 そういった本来は関係のない部分を根拠にしてしまうのは実に怖いことで、本来であれば薬を使ったあとに調子が良くなったのか悪くなったのかをよく観察して、それを根拠とするべきなのです。 ご愛犬ご愛猫に何かを与えるとき、パッケージに○○に最適とあるとき、すべて疑わなくても良いですから、本当にうちの子にも合うのかな?と、飼い主力を発揮して観察することが大切です。 真実はパッケージにも、インターネットにも、知恵袋にもありません。 眼の前にある、愛らしい笑顔こそが真実ですものね! 私たちを癒やし続けてくれる笑顔 その笑顔を増やしてくれるものでしたら、正直なところ薬でもサプリメントでも、どっちでも良いのかもしれません。 ただ、ちょっと体調が悪いとき、いつもよりも多めに与えてみる。 そんな芸当ができるのはサプリメントの強みです。 肝臓サポートのサプリメントが、元気回復にまで使えてしまうなんて変な感じですが真実です。 動物たちの力を信じて、それを引き出して、みんなを笑顔にしてしまう。 そんな可能性って、すごいですよね^^ ということで今回はこのへんで 私は今の仕事に出会えて、本当に良かったと思うのです。 薬をずーっと使っていたのに良くならなかった子たちが、サプリメントで健康になってしまったり 獣医師があきらめてしまった子たちが、また希望を取り戻したり 食欲がなかったのに食べてくれました! 毛並みまで良くなってしまいました! うんちが全然違います! 担当の獣医師がビックリしていました! そんな連絡をもらったとき、言葉は変かもしれませんが すごく快感なのです。 もちろんつらいこともあります。 悲しいこともあります。 だけれども、私が元気を与えないで誰がやってくれるんだ! 全国の飼い主様との距離がぐぐっと近くなった気がしています。 小さころから理科好きで、国語はからっきし あいかわらず文章は滅茶苦茶ですけど これからも頑張ってまいります^^
季節の変わり目に体調を崩すという話をよく耳にしまよね。 それは事実です。 でも、なぜなのでしょう。 まず季節の変わり目というのは、ここでは四季で言うところの春と秋といたします。 とくに秋です。 秋にはペットたちに原因不明の体調不良が頻発したり、持病が悪化しやすい そんな期間があることを実感しています。 私の感覚では1〜2週間くらいの期間に「季節の変わり目症候群」が集中します。 季節の変わり目症候群には、特に決まった症状はありません。 私の印象はこんな感じです。 数日で急に調子が悪くなる、寝込む、落ち着いていた病状がぶり返す 真夏や真冬のほうがキツイという印象をお持ちかもしれませんが、私の経験上、一番心配だと思う季節は秋です。 秋を心配する理由は、単に気温の変動が大きいから、ではありません。 もしそれが理由でしたら、朝晩で寒暖差の大きな地域では、年中おかしくなってしまいます。 人を含めた動物たちには「夏モード」と「冬モード」があります。 体は季節を感じて、この2つのモードをを自動的に切り替えています。 この2つのモードの違いは大ざっぱに 夏は代謝がよく活発なアクティブ・モード 冬は代謝を抑えエネルギーを貯留するエコ・モード といったところでしょうか。 なぜそんなモードが存在するのかと言いますと 自然界において、夏と冬の食糧事情が大きく異なるためです。 食料の豊富な夏に対して、冬場は相当に食糧事情が悪くなります。 夏の体のままでは途中でエネルギー切れになってしまうのです。 この2つのモードは、太古の昔にDNAに刻まれ、いまも機能しています。 いつ食事にありつけるかわからない冬は、代謝によるエネルギー消費を抑え、そして食べたものは脂肪として蓄えようとするのが自然の摂理。 案の定、岡田も冬のダイエットはなかなか成功しませんが、冬モードを理解していれば悩むところではありません。 この仕組みには逆らえませんし、もし強引に抗おうとすれば、代償として健康を損なうかもしれない。 そんなふうに考えたりします。 なので最近は年末年始に体重が激増しても気になりません! 余談は短めにしまして その夏モードと冬モードを切り替えるタイミングが、秋に存在します。 ゆっくり徐々に切り替わっていくというよりも、ある日パチンとスイッチが切り替わりって、その後だんだんと体が変化していくというイメージです。 このタイミングに攻撃されると体は弱いです。 ちょうどよい例えが思い浮かびませんけれど、セミの幼虫が羽化するときの無防備さをイメージしてみてください。 セミほどの大胆な変化ではないにしても、動物たちは人よりも変化の度合いが大きめです。 犬の場合だと、夏毛から冬毛に生え変わり、けっこうな見た目の変化も伴いますよね。 ちなみに動物たちは、昼夜クーラーの効いた部屋で暮らしていても、外の季節を判断できると思います。 彼らに直接聞いてみないと本当のところはわかりませんけれど 陽の差し込む角度、光の色、風が運んでくる植物の匂いなどは判断材料にしていると思いますし、もしかすると飼い主さんの服装や汗の匂いなども参考にしているかもしません。 で、お伝えしたことは、スイッチの切替タイミングには、体に負担のかかるようなことは避けていただきたいな〜ということです。 具体的には手術や全身麻酔を必要とする検査、新しい薬を試すなどの治療上のチャレンジだったり、引っ越しや遠出のドライブ、新しいペットの受け入れなどです。 肉体的ダメージを避けることはもちろんのこと、強い精神的ストレスが予想されるような、環境の変化にも気を遣ってあげたいところです。 とは言いましても、せっかくの行楽の秋です。 「刺激を避けて、ずっと引き篭もりで過ごしてください」なんて、そんな切ないお願いはいたしません。 むしろストレスが溜まってしまいますから良くありません。 ですので、もう少しピンポイントで注意してほしい日をお伝えしようと思います。 私が思う要注意日とは、満月の日です。 天体的、宇宙的に満月というのは 太陽<----->地球<->月 こんな感じで、だいたい直線的に並びます。 すると地球は、太陽と月から正反対の方向の重力を受けるわけですが、その影響は目に見えて現れます。 潮の満ち引きの最大化、つまり大潮です。 重力により、海水が太陽と月の方向に引っ張られ、海面が盛り上がる現象です。 そして驚くかもしれませんが、地球自体もぶよーんと引き伸ばされます。 しかも自転によって引き伸ばされる場所がずれていき、まさに刻々と地球を一周していきます。 固くてカチカチの地球が、よく見てみると変形するのです。 特にぐにゃぐにゃと変形するのが満月の日なのです。 これは、専門的には地球潮汐と呼ばれる現象です。 地球ですらこのありさまです。 水分60%以上の私たちの体、動物たちの体ももちろんのこと、満月の日にはぶよーんと伸び縮みします。 でもそれ自体は、とても微妙な変化です。 健康に何も影響はないでしょう。 ではなぜ、このような話をしたかといいますと 夏モードと冬モードのスイッチは、秋の満月をきっかけに切り替わるのではないか考えているからです。 体調不良の相談が多かった前回、季節は秋でした。 そしてやはり満月の前後でした。 しかもそのときの満月はスーパームーンだったのです。 たまたま、偶然と考えることもできるかもしれません。 でも私はこの世の出来事はすべて必然、起こるべくして起こると考えるタイプです。 もしかすると太陽の反射光、すなわち月光が影響しているかもしれません。 そのような考え方も聞いたことがあります。 ただ、本当に重力がトリガーになっているとすると、雲で月が隠れていようが、月が地平線の下にある昼間だろうが、あまり関係ありません。 月が見えていなくても、満月の日は、季節の変わり目症候群に気をつけたほうが良いと思います。 満月の日は、あまり激しいことは避けて、穏やかに過ごしてみましょう。 ご意見、ご相談などございましたら、お問い合わせください。 可能な限り回答いたします。 宇宙の話も大好きですので歓迎です!
こんにちは、昴です。 暖かかった土日が嘘のよう、今日明日はまた真冬に逆戻りの予報です。 また、花粉シーズン開始の発表もあり、体調管理に気が抜けない週明けです。 今日は猫の爪とぎのお話を。 猫にとって爪とぎは日々欠かせないとても大切な行動の一つです。 キャットタワーでバリバリ、お気にいりの専用爪とぎでトギトギ、 そして、研がれては困る壁やソファーでも研いじゃう、そう、それが猫です。 我が家も数種類の爪とぎを数カ所設置中。 猫たちはそれぞれ、決まったお気に入りの爪とぎで思う存分研いでます。 そんな猫の爪とぎにもちゃんと理由があるのです。 今日は3つの理由をお伝えします。 1、自分の縄張りの主張、マーキング 猫にとって縄張りの主張はとても重要です。 特定の場所に対して縄張りを主張するマーキング。 猫の足の裏には、ニオイが出る「臭腺」があり、バリバリと爪を研ぐことで、 自分のニオイと爪跡を残こして、他の猫にアピールします。 多頭生活の場合、爪とぎできる場所が少ないと、力関係で弱い猫が 安心して爪を研げる場所がなくなってしまうので、複数用意する事が大切です。 2、爪の手入れのため 猫と暮らしている皆さんなら、床に落ちいている爪を見たことありますよね。 猫の爪は人間とは違い、層になっていて、外側の古い爪が剥がれる落ちる構造です。 外で暮らしている猫は道路や塀、木などに登り、自然に剥がれたり、削られる事も 多いですが、完全室内生活を送っている猫は爪に大きな摩擦がかかる事もありません。 そうなると、やはり、猫は自分の爪を手入れをするために爪研ぎをする事が 多くなります。 爪の伸びが早い若い猫ほど念入りにこまめに爪を研ぎ、 高齢期の猫は爪とぎの自己ケアもだんだん減ってきます。 なので、高齢期の猫さんと暮らしている場合は定期的に爪のチェックをして、 切ってあげる事が大切です。 歳を取ってくると爪が厚くなり、研ぎにくくなり、そのため研がなくなる事も 多いので、高齢期になっても快適に爪を自分で研げるようにこまめに切って、 爪が厚くなるのを防ぎましょう。 3、気持ちを鎮めたい、落ち着かせたい 猫の爪とぎは、時に転位行動としても見られる場合があります。 例えば猫がキャットタワーや家具などから降りるときに着地に失敗したり、 何か急に大きな物音がして驚いたり、その直後に爪を研ぐ事があります。 これは、着地の失敗や、大きな音にビックリして、気持ちが動揺した時に 気持ちを落ち着かせるために取る行動です。 また、ストレスを感じた時にも自分のニオイのする爪とぎで ニオイを確認しながら爪を研ぐと落ち着くとも言われています。 平常時では無い時に自分の縄張りの爪とぎで自分のニオイを確認する事は 猫にとって大きな安心に繋がるのでしょう。 あなたのお家の猫さんに当てはまる事、あったでしょうか。 猫にとっての爪とぎは心も身体も健康に保つための大切な行動です。 生活環境や好みに合わせた爪とぎを用意して、猫さんの研ぎたい欲求を 最大限に満足させてあげたいですよね。 快適な爪とぎがあれば、爪とぎ以外で爪を研ぐ事もグッと 減るはずです。 爪とぎでお困りの事、お悩みがありましたら、ご相談下さい。
こんにちは、猫の昴です。 2月から3月は1年で1番大きな猫さん達の恋の季節です。 特に未去勢、未避妊の野良猫さんたちにとってはその行動が活発になる時期です。 これから春先にかけて、普通の猫同士のケンカとは違った、ただならぬ発情期独特の鳴き声が聞こえると猫に関心のある方はドキッとしますよね。 私は神奈川県生まれですので、近所で聞こえる猫の激しいケンカの鳴き声についつい反応してしまい、外に様子を見に行く事が良くありました。 ただのケンカでも気がかりなのに、発情期の声となると更に心配度合いが上がります。皆さんの周りに、心配な外猫さんはいませんか? そんな猫達の恋のシーズンと、その後の出産時期の目安となる時期をお伝えします。 メス猫の発情期 ・2月から4月  猫達の最大の恋の季節 ・6月から8月  次に大きな恋の季節 そして、メス猫の妊娠してから出産までの期間は60〜70日(約2ヶ月) と、いうことは上記の発情期を考えると ・4月から6月  春の子猫誕生 ・8月から10月 夏の子猫誕生 と、なります。 これからの時期、お家の近くで野良猫さん達の発情期独特の鳴き声が聞こえて来たら... その2ヶ月後にはご近所のどこかで子猫が誕生している可能性が高いと思って下さい。 なぜなら猫は、交尾排卵動物だからです。 メス猫はオス猫と交尾した後に排卵しますので、この交尾の後、排卵するという猫の特性が、90パーセント超えると言われる高い妊娠率につながります。 お家の近くに発情期を迎えてるメスがいる=妊娠の可能性が高い、のです。 ではご近所で母猫と子猫に出会ったり、存在を確認出来たら、野良猫の子猫の保護は比較的出来ることが多いのですが、問題はその子猫を産んだ母猫です。 子育て真っ最中の母猫はとてもナーバスで気性が荒くなっています。 よほど慣れている場合は別ですが、簡単には捕獲→避妊手術という訳にはいきません。 そんな時はまず、お住いのエリアの区役所、市役所、保健所などの飼い主のいない猫、地域猫の取り組み情報を調べると良いです。 ここ数年積極的に地域猫活動をする自治体も増えてきています。 また、お住いのエリアで保護猫活動、地域猫活動をされている団体があるか、確認してみましょう。 経験を持っている団体やボランティアさんに相談することで、捕獲の方法はもちろん捕獲器を貸してもらえたり、避妊去勢手術をする病院を紹介してもらえたりすることもあります。 そして、ここで大切なのは決して保護団体さんやボランティアさんに丸投げしない事です。 ご自分にできる事はないか、隣の方たちと協力しあえる事はないか、小さな活動が不幸な猫を増やさない事にも繋がります。 気になっている方は是非一度、自分の暮らしているエリアの自治体、猫に関する活動をしている団体、ボランティアさんを探しておくといざという時に慌てないで済みますね。 そして、もし、お家で飼う事が出来ない時は里親さんを探して小さな、尊い命をつないであげて下さい。 新しい家族のもと、大事にされ、可愛がってもらい、暑さ寒さを耐えることなく、交通事故の心配もなく、空腹や猫同士のケンカに怯えずに終生室内生活で 安心して暮らしていける猫が増えて欲しいと願ってます。 そしてその猫を迎えてくれた家族は猫に癒され、猫と一緒に幸せになり、楽しい生活を送ることが出来ると信じております。
奇跡を掴み取るには、ある意味で常識はずれの行動や、すこし別の角度からの思考が必要となってきます。 だからといって非常識なことがすべて良いと単純に思わないでくださいね。 西洋医学はダメで、東洋医学が良いと決めつけてしまうのもあまり得策とは言えません。 たとえば、肝臓病には治療薬があるから、それで様子を見ていけば良いとか、がんは手術と抗がん剤で抑えられるとか、 病気になってもドッグフード以外は与えるべきではないとか、これらは必ずしも真実ではありません。 私の奇跡を起こすコツは「良いとこ取りの足し算」方式を基本としています。 弱い取り組みだったとしても、マイナス要素にならなければ加えていきましょうという考え方です。 たとえ肝臓病薬の反応が悪くとも、ストレスになっておらず5点だけでも取れるなら外す必要はありません。 まずは合計して治療効果が50点、60点になることを目指していきます。 逆に初期の肝臓病に肝臓サポート食を使っていくのはマイナス要素が多すぎるため、再検討してもらうことがありますし がん手術、抗がん剤治療では必ずリスクが伴いますので、そのときは慎重にメリットとデメリットの引き算で考えていきます。 ようするに、治療の足を引っ張り、奇跡を遠ざけてしまうようなマイナスの取り組みを見直していくこと それが基本中の基本であり、もっとも大切な考え方となります。 もちろん個々のケースで異なるため、すべてが一概に言えるわけではありません。 そのなかで多くの子たちに共通となるマイナス要素をいくつか挙げてみます。 1.乳製品 もし牛乳を与えているのでしたら止めておきましょう。 牛乳はガゼインが良くない、アレルゲンになるなどといろいろ言われる食品ですが、なによりも妊娠した牛から混入する女性ホルモンを私は心配しています。 発がんや、がんの進行に関わる可能性があると考えています。 ただしご愛犬ご愛猫が楽しみにしているのでしたら、量を減らすだけにとどめましょう。 ヨーグルトやチーズはグレーゾーンの食品として、やはりあまりおすすめしません。 2.電気カーペット 冬場の暖を取るとき、電気カーペットや電気アンカは止めたほうが良いです。 通電により発生する電磁波をゼロ距離で被爆することになり、自然治癒力や免疫力の働きを乱すでしょう。 特に就寝中は免疫力を高めるべきですから、控えることをおすすめします。 3.箱入り娘 大事に大事に育てていると抵抗力(治癒力や免疫力)の弱い子になりがちです。 病気のときには無理をさせてはいけませんが、普段から安全を極めようとしすぎていると逆に病気になりやすく、回復しにくく、重症化しやすくなってしまうことがあります。 4.過度な精神的ストレス 過度なストレスは動物の交感神経をたかぶらせ、攻撃モードのスイッチが入ります。 また平時であっても深いリラックス状態が得られにくくなるケースがあり、そうなると体を治す時間がなくなってしまいます。 ただ先程の箱入り娘と同じことが言え、甘やかし過ぎているとちょっとしたことで強いストレスに感じるようになってしまうことがあります。 ストレスをすべて排除しようっとするのではなく、いかにストレスを解消させるかを考えてあげると良いです。 5.行き過ぎた糖質制限 最近流行りだした糖質制限は、実はリスクの多い食事方法でもあります。 もちろん糖質はがんの餌になるので摂りすぎてはいけませんが、タンパク質や脂肪ばかりの食事をしている子たちは、腸内環境が悪化しやすくなります。 結果、免疫力を低下させたり、治療の足を引っ張ったりするのですが、人間の場合は突然死のリスクも指摘されています。 私自身も以前は糖質制限をやっていたことがありますが、ほとんどメリットは感じませんでした。 6.オメガ6系オイルの与え過ぎ 以前、飼い主コミュ「油のバランスは長寿の秘訣」でお伝えしたとおり、油はオメガ3とオメガ6のバランスが大切です。 ペットフードばかりだとどうしてもオメガ6に偏り、発がんリスクが高まります。 炎症が悪化しやすくなるために肝臓の炎症、胆管の炎症への影響も考えられます。 私の家にもオメガ3食材としてサバ缶をストックしています。 7.柔軟剤 飼い主さんの体臭をわかりにくくしてしまう柔軟剤は控えたほうが良いでしょう。 人と比べて犬は1億倍、猫でも100万倍の嗅覚を持つと言われ、飼い主さんの情報を知るために匂いはとても大切です。 ですので消臭スプレーやコロンの多用も控えましょう。 8.一緒に悩む 大切なペットの体調が悪いとき、一緒に心配してあげたり、楽しみを自粛することが飼い主の努めだと考える方がいらっしゃいます。 大切な気持ちだと思うのですが、犬猫たちが「自分はいよいよマズイのかな?」「ボクが飼い主さん悲しくさせているのかな?」と考えてしまうと、マインドブロックになって治療効果が上がりません。 マイナスのエネルギーをやり取りする負のスパイラルに入り込まないように、調子の悪いときほどプラスのエネルギーを注ぎ込みましょう。 細かく考えるともっとたくさん挙げられますが、とりあえず8項目を書き出してみました。 これらマイナス要素が治療効果をキャンセルしているかもしれないと感じるケースは意外と多いと感じます。 見直すだけでも、今の治療の効果が格段に上がることもありますから、ぜひぜひご家族で点検してみてください。 私との電話ですでにお伝えしている方もいらっしゃいますが、いまいちど復習の意味で読み直していただけると幸いです。 では、今回も最後までお読み頂きましてありがとうございます。

ペットと納豆

C0108_1.jpg こんにちは、猫の昴。 今日は腸内環境と納豆についてのお話です。 みなさんテレビやインターネットでご存知の通り、腸内環境と健康には深い関わりがあります。 スーパーのヨーグルト売り場には、ヨーグルトや乳酸菌飲料が10種類、20種類と並べられ、実際に手に取るお客さんもかなり多そうです。 乳酸菌の他にも腸内環境に良いものとして、オリゴ糖、食物繊維、発酵食品などが挙げられます。 いろいろある中で、私がもっともおすすめしている食品が「ひきわり納豆」です^^ 猫はもちろん、犬もけっこう食べてくれますので、良さそうだなと思ったらぜひお試しください。 そもそも腸内環境とは、その名の通り腸の中の様子のことを言います。 ただ多くの場合は腸内細菌のこと、もしくはそのバランスのことを指して言います。 腸内細菌とは腸内に住み着いている微生物のことなのですが、いったいどのくらいの数だと思いますか? 正確にはわかっていないのですが、一般的には100兆とも1000兆とも言われています。 ちなみに私たちの体を構成する細胞数が60兆個と言われていますから、すさまじい数の細菌が腸内に住み着いているわけです。 彼らの活動が人体に影響を与え、私たちの健康を左右するのもうなずけます。 腸に住み着いているというとなんだか聞こえが良いですが、言い方を変えれば感染ですし、寄生です。 しかもそれらの菌を喜ばせようと、私たちはヨーグルトを食べたりオリゴ糖を摂ったりするわけで、そう考えると面白いですね。 これだけ生活が衛生的になっていてるのにもかかわらず、私たちの腸内は実に菌だらけ。 でも寄生されているのに、私たちは病気になるどころか、逆に健康維持に役立てています。 こういった寄生関係を表すとき、共生と言う適した言葉があります。 私たちは菌たちに住みやすい環境を提供する代わりに、菌たちからさまざまな健康メリットを享受する。 生きるためにお互いがいなくては困る、これがまさしく共生です。 その腸内細菌は数も大事ですけれど、最近の研究ではバランスが大切だと注目されています。 腸内細菌には善玉菌と悪玉菌とどっちでもない菌がいて、バランスというのはその占有率のことです。 研究によって明らかになってきたのは、善玉菌が多い人には病気が少なく、長寿の傾向があるということ。 善玉菌が体内に発生する慢性炎症が抑え、健康維持に貢献するのだろうと考えられます。 腸管の短い犬や猫たちであっても、人と同じように腸内細菌と共存しています。 すなわち私たちがペットを健康で長生きさせたいと考えるとき、腸内環境を改善する取り組みは理に適っているわけです。 ところで日本人は以前から長寿民族だと知られていますよね。 長寿の一因は、まず間違いなく腸内環境の良さにあるでしょう。 そしてその腸内環境の良さは、日本の特殊な食生活にあると考えられます。 世界的にも知られている日本食の良さですが、その最大の良さは発酵食品にあると私は思います。 納豆はもちろん、醤油や味噌、それに漬物、鰹節と日本食は発酵食品だらけです。 これらが腸内環境に良い影響を与え、体内の慢性炎症を鎮め、健康や長寿に良い影響をもたらしてきたのでしょう。 前に調べて驚いたのですが まともな医療もなく衛生環境も悪かった戦国時代に、80歳、90歳と生きた人がいるそうですよ。 ぜひ彼らを真似したいですね。 そして日本酒までもが、微生物に作らせる発酵酒です。 ビールやワインも発酵酒ですが、ちょっと分類が違います。 ことわざ「酒は百薬の長」は日本酒を指しています。 けしてウイスキーやチューハイではありませんから、都合よく百薬の長だと言う人がいましたら、やさしく指摘してあげてください。笑 そのことに気がついてからの私はすっかり日本酒党です。 長野県飯田市には「喜久水酒造」というまじめな酒蔵があって、そこのにごり酒「天龍」にハマり中です。 体に良いと思って飲むからでしょうか、余計に美味しいです。 ということから、ペットが喜んで食べてくれるのでしたら、ぜひ納豆のトッピングを試して欲しいと思います。 彼らはいまいち納豆の消化吸収が苦手ですので、ひきわり納豆が良いですね。 納豆は発酵食品であるうえに、オリゴ糖含有食品であり、食物繊維も含んでいて、善玉菌を大いに喜ばせるでしょう。 日本酒は止めておきましょう。 ヨーグルトやサプリメントでも良いかもしれませんが、多くは納豆の良さに敵わないだろうなと私は考えています。 戦国大名もヨーグルトは食べていなかったと思いますし。 生きて腸までとどく!商品も流行っていますけど、私の信頼する情報筋によれば生菌よりも死菌を砕いてマイクロ化したほうが良いとのこと。 そもそも菌そのものよりも、菌を喜ばせるものを摂ったほうがメリットを得られやすいと個人的に思っています。 今回のタイトル「なんでそんなに納豆を勧めるのですか?」の答えはご愛猫&ご愛犬に健康になって欲しいから病気治療中なら、早く治って欲しいからです。 先日は納豆を勧めた方から、5日後の検査値がいきなり改善してしまいましたとご報告を頂きました。 私としてもとても嬉しいです! 感動して連絡してくれたみたいです^^ ひきわり納豆のパワー、おそるべしですね。
普通でしたら、「健康を求めれば健康になる」ですよね。 ところが、ときどきそうならないことがあります。 なぜそんなことが起こるのでしょう。 こういった問い合わせがよくあります。 「健康に悪いもの、健康に悪いことをできるだけ排除していたのに病気になってしまったんです。もう私、わけがわからなくなってしまいました。」 このようなとき、もしかすると「ある視点」が欠けてしまっている可能性があります。 その視点とは、「病気の原因が内にあるのではないか?」という視点です。 簡単に言い換えますと、「抵抗力を下げていないか?」という視点です。 抵抗力は強いほど体は病気に負けにくくなります。 逆に抵抗力が弱いほどいわゆる病弱になります。 そもそも私たちが抵抗力というとき、その正体はバイ菌をやっつけるです。 でももう少し掘り下げて考えてみると、多くの場合で免疫力や自然治癒力のことを指しているとわかります。 たとえば風邪をひきにくいのであれば、ウイルスを駆逐する免疫がしっかり働いているわけですし、ウイルスによって荒らされた気道粘膜をすかさず修復する自然治癒力も働いているわけです。 風邪の原因はウイルスでもありますが、自身の抵抗力の弱さも原因ということです。 この2つの視点を持つことが、病気治療や健康維持に欠かせません。 インフルエンザの大流行でも発症しない人たちや、食中毒事件で同じものを食べていたのに発症しない人たちがいることを説明するとき、ウイルスや菌だけで説明することには無理があります。 学級閉鎖になっても元気な子たちに注目すると、彼らはけしてウイルスから遠ざかっていたわけではありません。 むしろウイルスだらけの環境にいながら発症しなかったわけです。 発症した子たちと発症しなかった子たちの違いは、ウイルスとの接触時間というよりも、どちらかといえば抵抗力の強弱なのです。 これをもし「がん」に置き換えても同じことが言えます。 発がんの原因を「発がん物質との接触」と狭い視点で考えるならば、日本で暮らす限り全員が発がんしてしまうでしょう。 紫外線が皮膚がんの最大の原因とすれば、昼に外出したら大変なことになってしまいます。 しかし実際にそうならないのは、もっと大きな原因が体の内にあると考えたほうが合理的ですし、かつ科学的です。 つまり免疫がしっかり働いて、がん化してしまった細胞を見つけ出せているか?攻撃して破壊できているか?のほうが重要なのです。 肝臓病になる原因も、「食事や薬の副作用のせいだ」という視点と「肝臓の再生能力が落ちているのではないか?」という視点の2方向から考えていったほうがより良い治療に繋がりやすいと言えるでしょう。 例を上げればキリがなくなってしまいますが、他の多くの病気においても発症と抵抗力の間には深い関わりがありますし、特に遺伝との関連性の高い病気であればなおさら体の内部事情に重きがあります。 そしてそれは健康維持という観点においても同じです。 病気にならない強さは、そのまま健康を維持する強さであると言うことができるからです。 抵抗力が大切だということ、あらためてご理解いただけたと思います。 では次に、その抵抗力をどうやって強くするか?です。 基本的に抵抗力というものは、外部からのストレス、つまり不健康な要素によって鍛えられ、強くなっていきます。 冬でも半ズボンで走り回っている子が風邪をひきにくいように、また猫の菌に晒されることで家族が丈夫になるように、私たちの体は健康に悪いことを体験して強くなっていきます。 これは人だけでなく、犬でも猫でも哺乳類はみんな一緒です。 ということは、健康な体を作るためには、ある程度の不健康さを許容したほうが良いと言えるのです。 温室育ちの子供が体調を崩しやすいように、犬猫たちもあまりにも衛生的な環境下で育てていると弱くなってしまう可能性があるのです。 どこまでの不健康さを許容して良いのかは、個体差もありますし、年齢や体調、持病との兼ね合いもあるために一概に言うことはできません。 その一人ひとり異なるボーダーラインを求めることは、おそらくスーパーコンピューターに計算させても無理な気がします。 ある程度の不健康さが好ましく、しかもその程度を正確に知ることが神様の領域であるならば、神経質になりすぎないほうが良いです。 大凡の感覚で良いのだと割り切り、楽しく暮らすことを優先したほうが良い場合もあります。 もちろんご愛犬ご愛猫の体調を見ながら判断していくことになります。 そのようなとき、「大凡の体調変化なら目の輝きでわかります!」といった飼い主は強いですね。 何事もそうですが、やりすぎると良くないことがあります。 それは健康の追求についても同じことが言えます。 ご愛犬ご愛猫も、きっと飼い主の笑顔が大好きです。

油の話を取り上げようと思います。 この油の話を知っているか知らないかで、食事の考え方が大きく変わるほどの大切な知識です。 きっとペットの健康に役立つ情報だと思います。

油と聞くと、健康の敵のように思ってしまう方が結構いらっしゃいます。 たしかに油はカロリーが高いために、肥満に関連する病気のときは量に気をつけるのが基本です。

ただし油の中には必須脂肪酸と呼ばれるどうして摂らなくてはいけない油があります。 ですので極端な油抜きでむしろ病気を誘発してしまう心配があります。 ペットフードの場合は油ゼロになる心配はいりませんが、手作りの場合はちょっと気をつけたほうが良いかもしれません。

その大切な必須脂肪酸の中でも特に欠かさないでほしいと思っている油があります。 今日の話の中心になりますEPAとDHAと呼ばれる油です。 私も食事アドバイスさせていただくとき、必ずと言っていいほどこれらの油を提案に組み込みます。

きっとみなさんも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。 頭が良くなる油、魚に入っている油とご存知でしたら正解です! 他にもいろいろんなメリットがあって、最近は大手製薬会社もサプリメントとして発売するほどです。

このEPAやDHAはオメガ3オイルという種類に分類される必須脂肪酸で、魚に多く含まれ、逆に肉類にはほとんど入っていません。

ちなみにオメガ3オイルとして最近人気の亜麻仁油やエゴマオイルには、実はEPAやDHAが含まれておらず、それらに含まれるのはαリノレン酸というEPAやDHAになる前の油です。 ヒトはうまく体の中で変換できるのですが、犬猫たちには苦手かもしれません。

私がこのEPAとDHAをおすすめしている最大の理由は、その抗炎症作用にあります。 よく相談を受ける病気に肝炎がありますが、これは肝臓の炎症ですし、がんも炎症性疾患のひとつです。 それらの治療のサポートとして与えることを私はとても良い方法だと考えています。

そしておすすめするのは治療時に限りません。 健康維持目的にもEPAやDHAを与えることにはメリットがあります。

最近の研究でわかってきたことですが、健康度を低下させたり、寿命を短くしてしまう原因のひとつは体内で起こっている慢性的な炎症です。 慢性炎症が少ない人に、長寿の傾向が見られることが明らかになったのです。

これは肉食よりも魚食が良いとされるひとつの根拠であり、日本人の長寿を解明する手がかりになるとの考え方もあります。 良い油が健康度をアップして、長寿をもたらすということです。

慢性炎症は肝炎やがんだけではありません。 ひどい皮膚炎やアレルギー、自己免疫疾患なども原因となります。 その炎症の程度は血液検査値でもわかるときがありますから、CRPという値を参考にしてみてください。

このEPAやDHAをどのくらいの量を与えたら良いのかですが、科学的に裏付けされた決まった量というものはなさそうです。 しかしながら知っておくべき、私も目安にしている比率がありますのでご紹介します。

その比率はオメガ6と呼ばれる油とのバランスです。 オメガ6系のオイルも必須脂肪酸なのですが、最近はその摂り過ぎによってもたらされる健康への悪影響が懸念されています。

オメガ3:オメガ6 = 1:4

このくらいが良いとされているバランスの目安です。

肉好き、揚げ物大好きな人は、これが1:10くらいになっていることも珍しくありません。 1:100くらいだと相当心配です。 バランスを良くするためにぜひ魚を食べましょう。

多くのペットフードもこのバランスで考えるといまいちと言えますので、たまに魚をトッピングしたり、サーモンオイルを使ってみたり、すこし工夫すると良いですね。 何かの病気で治療がうまくいっていないときは、油のバランスについて点検してみると良いかもしれません。

なおEPAやDHAは、酸化して悪くなりやすいとてもデリケートな油です。 全部がだめになってしまうことはないと思いますが、調理するときに焼きすぎないほうが良いです。 空気中の酸素に長く触れてしまうので、干物もあまりよくないかもしれません。

結局、刺し身が一番ですね。