かなり前のことですが、テレビで「本日、開店します」という番組をやっていました。

新たに店を開く人(主に飲食店)に密着して、様子を紹介する番組です。

それで、フランチレストランを開こうとしているカップルがいたんですが、2人で月収100万円を目指すなんて言っていました。

結果は、客が入らず、必要経費も賄えない。

まあ、長期戦ですから簡単には結論は出せませんが、かなり苦戦することは間違いありません。

私の家の近くでも結構、飲食店がオープンします。

しかし、なかなか長続きしない。

多分、きちんとした事前調査をしていないのでしょう。

飲食店はその前も飲食店だったことが多いのですが、少なくとも前の店がなぜ閉店したのかをちゃんと分析しないといけません。

そして、ロケーションと業種を考慮した上で予想顧客数を計算し、利益を出せるかを確認しておかないと。

そのくらいのことやっていると言うも知れませんが、希望的予測と客観的調査を混同していることが多いんですね(特に、客を含む外的条件は無視で、自分の都合しか考えてないことが多い)。

上に書いたフレンチレストランの例でも、調理を担当する男性は、僕の料理を食べていただければわかって貰えるとかなり強気の料金設定をしていましたが、正に意味のない自信で、希望的予測でしかない。

もちろん、こうしたことは飲食店に限りません。

どんなビジネスを始めるにも事前調査ときちんとした計画が絶対に必要です。

ところで、こんなことを言っている私も実は会社を潰したことがあります。

私の場合は、事前調査不足に加えて、経営手腕そして人望のなさが原因でしたが。

では。

「フット・イン・ザ・ドア」をご存じでしょうか。

これは要するに、最初は簡単な要求からスタートし、徐々に難しい要求をする手法です。

街を歩いていて、簡単なアンケートに答えると、そのまま別のところに連れて行かれて高い物を売りつけられるなんてことがあるようですが、これはこのテクニックに引っかかったんですね。

最初の小さなお願いから断れば良いのですが、うっかり応じてしまった場合でも、このテクニックを思い出すと、踏みとどまることができます。

続きです。

もう少し、アイデンティティのための恋愛に関連したことを書きます。

かなり前に見たあるテレビドラマで、結婚を控えた男性が相手の女性から、幼なじみの親友を結婚式に呼ぶな、今後、友達も止めろと要求されていました。

彼は一旦受け入れるんですが、後で気が変わり、そんな要求をするのなら結婚を止めると宣言します。

当然ですね。

一度受け入れたことが信じられない。

惚れた弱みでしょうが、あやうく将来の方向性が決まってしまうところでした。

これに類したことを結構聞きます。

しかし、こんな要求をする女性(男性)は、間違いなくアイデンティティのための恋愛をしています。

過剰な要求をして、愛情を確かめようとしているだけなんですね。

どんなに未練があっても、すぐに別れるべきでしょう。

結婚しても不幸になるだけですから。

自分と仕事のどちらが大切なのかと聞く人が良くいますが、これも同じです。

上の例ほど酷くはないですが。

カップルが壊れる原因になることが多いので注意してください。

では。

気分が落ち込んでいる時に、陽気な音楽を聞いて気分を変えようとする人がいますが、それはあまり良い方法ではありません。

心理学的には、悲しい時にはさらに輪をかけて悲しい曲を聞き、その後で楽しい曲を聞くことが一番効果的だそうです。

一度試してください。

昨日の続きです。

もう一度整理すると、アイデンティティのための恋愛では、自分がどう思われているかが気になり、確かめたがります。

「好きだよ」とか「愛してるよ」など、常に言われていないと気がすまないのに、自分からはそうした言葉をかけません。

しかし、いくら「好き」と言われても満足できず、そのうちに、「自分は嫌われているのではないか」という不安が増し、強い嫉妬心を抱き始めます。

相手の自由を束縛するようになり、ちょっとしたことでも、「ほかに好きな人ができたのかもしれない」と思い込み、相手に詰め寄ります。

これでは恋愛が長続きするわけがありません。

仮に別れない場合でも幸せにはなれないでしょう。

アイデンティティのための恋愛は、もともと十代によく見られるものでしたが、最近では、20〜40歳代でもこの恋愛パターンに陥る人が少なくないようです。

要するに、相手の評価(愛情)で自分がどの程度の価値がある人間なのかを知ろうとするわけで、本人は立派な恋愛だと思っていますが、実際には、相手を愛しているわけではなく、自分の価値が知りたいだけなのです。

では、アイデンティティのための恋愛ではない、本当の恋愛とはどのようなものでしょう。

教育心理学者の大野氏は、次の6項目を挙げています。

・相手に条件を求めず、ありのままを好きになる。

・自分のことだけを考えるのではなく、相手のこと、ふたりのことを考える。

・ありのままの自分を、相手に出すようにする。

・精神的に支え合う存在になるよう意識する。

・今だけではなく、将来のふたりのことに思いを馳せる。

・「ドキドキするから好き」という時期を越えて、「安心感や信頼感を持てるから好き」へ移行することを喜ぶ。

要するに、本当の恋愛をするには表面的なステータスにとらわれるのではなく、本質的な意味で相手を好きになること、そして、そのためには自分に対する自信が必要だと言うことです。

では。

今日は、「アイデンティティのための恋愛」をご紹介します。

思い当たる人も多いと思います。

「アイデンティティのための恋愛」は、近年の若者に多く見られる恋愛のスタイルとして、教育心理学者の大野久が主張したものです。

5つの特徴があります。

・相手からの賛美・賞賛を得たがる。

・相手から評価が気になる。

・しばらく付き合うと、呑み込まれる不安を感じる。

・相手の挙動から目が離せなくなる。

・結果として多くの場合、交際が長続きしない。

大野は、これらの特徴を持つ恋愛を「アイデンティティのための恋愛」と名付け、相手に愛情を注ぐ他者愛よりも、自分を認めて欲しいという自己愛が上回る「身勝手な恋愛」であるとしています。

このような恋愛は、アイデンティティ(自分は何者で、どこに向かって生きているのか)が未発達な若者が、恋人からの賞賛や評価で、安直にポジティブな自己像を作り上げようという心理から生まれます。

当然ながら、このような空虚なポジティブ評価だけでは、本来の自分に自信を持つことはできません。

結果として、相手の行動を疑ったり、不安を抱えたりして、その恋愛は破綻してしまうのです。

明日に続きます。

では。

「愛の結晶化」

何となく素敵な響きですが、これはフランスの作家スタンダールの言葉です。

簡単に言うとあばたもえくぼの状態のことですね。

自分の想像力で勝手に相手の美点を作り上げて、より愛情が燃え上がるわけですが、理想化されすぎた方は重荷に感じることがあります。

また、ふと現実に戻るとギャップが大きすぎて、幻滅してしまうこともありますので注意が必要ですね。

「私が死んでも会社の責任は問いません。権利は永久に放棄します・・・」

ある関西の介護会社が、フィリピン人の女性職員たちにこんな誓約書を提出させていたそうです。

驚くかも知れませんが、実は、この種の契約書、誓約書、念書(煩雑ですので、以下、契約書に統一します)はそれほど珍しくありません。

多くの日本企業(特に、小企業)は従業員を縛るために、会社側に一方的に有利な契約書を交わそうとします(レベルはいろいろですが)。

そして、当然ながら、雇用関係は、建前上では平等であっても、雇う方が立場が強いに決まっていますから、従業員は署名を拒否することはできません。

しかし、このような契約書に署名・押印があったとしても、公の秩序や善良な風俗に反する内容、つまり社会的妥当性を欠く内容であれば、無効になります(民法90条)。

つまり法的拘束力はないということですね。

ついでに書いておくと、従業員が退職する際に、同じ業界の競合他社への転職などを禁止する誓約書(競業避止義務に関する誓約書)を書かされることがあると思います。

これも、原則として、法的拘束力は認められません。

職業選択の自由を侵害するなどの恐れがあるからです。

簡単に言うと、どのような契約があったところで、労働基準法、商法、そして最終的には憲法と、上位の法律が優先され、これらに違反するものはすべて無効なのです。

皆さんや皆さんの知り合いがもし、会社から契約書や誓約書をたてに理不尽な要求をされたら、泣き寝入りせずに、専門家に相談し、正当な権利を主張してください。

では。