スパイス論 その1

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私はビジョンにうったえる物が好きだ。また同時に目に見えない何か?にも惹かれる!
私が、占い師になったのもタロットカードの美しいビジョンに惹かれ、描かれている図柄のシンボル、イメージに感心を持ったのがきっかけだった。

〜絵画〜
例えばピカソの“ゲルニカ”
この作品はピカソが戦争に対する思いを表現し、見る者に怒りと悲しみが同時に伝わってくる。
巷で噂のレオナルド・ダ・ヴィンチ
“最後の晩餐”
この作品はイエスの生涯で最も劇的な瞬間が描かれているが、私はどーも数学的なものを感じる。
“モナリザ”
この作品は多くの謎を遺し、後世の人々の議論の対象になることが多いが、後の世代の科学を予見したのでは?と私は思う。

〜宝石・貴金属〜
宝石と呼ばれる石や貴金属は、星としての生命を終えたいくつもの星が粉々になって星雲となり、その星雲から新たな星が誕生する。
地球もそうやって誕生した星だそうだ!
その地球の誕生の元になった 過去の星のかけらの中に宝石と呼ばれる石や貴金属が・・・
ということは宝石と呼ばれる石たちは、地球よりもっともっと長生きしている!
そんな事を思うと数少ない私のジュエリー達がたまらなく愛おしくなる!

〜花〜
どの花も美しく私の目を楽しませてくれる。
また花は香りという目に見えないもので私を癒してくれる。
花は人に比喩されたり歌になったり、花というシンボルからイメージが膨らみ“花言葉”さえある。

〜遺跡〜
私のブログ“ラストエンペラー”にも書いたが、過去の時代の匂いや先人達からのメッセージが聞こえる。

そして・・・
〜料理〜
見た目の美しさは食欲をそそる。
では、塩や胡椒が見えないからといってまずいか!?

いやいや、料理の決め手は塩加減!!

祖父 “胡椒は辛くて熱い”
孫  “太陽”
祖父 “そうだ!中心の太陽は何を見る?”
孫  “全部を・・”
祖父 “ゆえに胡椒は全部の料理に、次にくるのは水星、これも熱い。
   それから金星(ヴィーナス)”
孫  “シナモン!”
祖父 “ヴィーナスは絶世の美女だ!
   ゆえにシナモンは甘くてにがい。女と同じさ・・・
   次は地球 ここには何がいる?”
孫  “・・・?”
祖父 “地球は生命、生命を保つには?”
孫  “食事!”
祖父 “味をつけるには?”
孫  “塩”
祖父 “そう! 人生も味気ないと惨めだ!
    食べ物も人生も塩が必要!!”

これはギリシャ映画“タッチオブスパイス”のワンシーンだが、この映画の全体でもあると私は思う。
スパイスを宇宙に例え、塩を地球に例えるところは 何とも私の心にしみわたる!

海は辛い、海は地球の3分の2を占めている。
ゆえに地球は辛い(からい)星だ! そして辛い(つらい)星でもある。

ではなぜ 私達はこの辛く(からく)て辛い(つらい)地球に生まれてきたのか・・・?

*続きはまた後日、皆さんなりのご意見お待ちしています。