イマジン−宗教と戦争の残虐さ

昨日、取り上げた「イマジン」では、宗教なんかない、人々が平和に暮らす世界を歌っていましたが、これに関連して、ちょっと前に、テレビで見た「セイヴィア」という映画を思い出しました。

ジャンル的には戦争映画で、大変重いテーマを扱っています。

以下にあらすじを紹介します。

主人公は米軍将校で、赴任地のパリで妻と子供を爆弾テロで失います。

彼は犯人をイスラム原理主義者一派だと信じ込み、葬儀場の近くのモスク(イスラム教寺院)で、多分何の関係もないであろう信者たちを全員撃ち殺してしまうんです(多分、10人ちょっと)。

そして、逮捕を逃れるために傭兵となり、ボスニア紛争真っ只中のユーゴスラヴィアにわたり、ムスリム側と戦います。

彼は狙撃兵だったのですが、はぐれた山羊を探すために、まったく無防備に近づいてきた少年を躊躇うことなく射殺します。

まあ、確かに酷いのですが、パリから行動を共にしてきた彼の戦友は女の子を前に油断し、手榴弾で吹っ飛ばされますから仕方がないんですね。