ちょっと前の爆笑問題のテレビ番組で映画監督園子温さんが「日本映画に未来はない!?」と言っていました。
観覧者の大部分はこの意見に説得されていなかったようですが、私は賛成です。
ただ、その理由として一番先に上げるべきは、日本でCMが占める重要性でしょう。
日本では女性タレントや女優のもっとも重要な収入源はCMなんですね。
1本数千万円、多い人は10本以上やってますから、数億円も稼げる。
ドラマ出演なんて単に顔を売るためだけ(思い浮かぶ人が何人もいるでしょう)。
ベッドシーンはもちろん、過激なキスシーンもNG。
イメージが壊れるような役は絶対にやりません。
当然ながらドラマにしろ、映画にしろ、生ぬるい演出しかできないことになります。
この構造が変わることはないでしょうから、今後も日本でおもしろい映画ができる可能性は非常に低いと言わざるを得ません。
上に書いたことは、太田さんや園監督が知らないはずがないので、多分、差し障りがあって言えなかったんだと思います。
番組の主旨に反していますが、テレビでCM批判なんかできるわけがないので、仕方ないですね。
では。
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