入札制の問題(続き)

IMG_0016.jpg警察や刑務所の仕事に限らず、公共機関が翻訳で入札制を取ることが結構あります。

一部にはダンピングをする業者もいるそうです。

しかし、重要な案件を料金だけで判断してもいいんでしょうか。

外国の公的資料なんかに、時々とんでもない文章のものがありますからね。

まあ、これは翻訳に限りません。

多くの公共工事が入札制を取っていて、ダンピングで仕事を取ろうとする業者が必ずいます。

質を犠牲にして料金を下げるわけですね。

そして、工事の手を抜く。

これは恐怖でしょう。

地震の時なんかにばれてますよね。

ゼネコンは談合で仕事を分け合い、過度の価格競争になることを回避しています。

ただ、工事自体は下請けの建設会社に丸投げです。

そして、孫請けやさらにその下の業者が工事に請け負うわけですが、ここに来るまでの各段階でピンハネされますから、彼らは少しでも儲けを出すために、手を抜かざるを得ないわけです。

こんな仕組みは、官庁は百も承知のはずですが、何もしようとしません。

まあ、これは別の話なので、また別の機会に。

では。