今日は、昨日取り上げた建設工事の別の問題を書きます。
皆さんもご存じかも知れませんが、全国の地方空港の大多数は大赤字になっています(58空港のうち53空港)。
しかし、これらの空港も少なくとも事前調査では黒字になると予想されていたはずです。
そうでなければ建設が許可されませんから。
では調査はいい加減だったのでしょうか。
調査会社が無能だった。
そんなことはありません。
発注元の自治体の望み通りの結果を出しただけです。
そして、当然ながら、開港後赤字になってもこの間違った予想の責任を誰も取ろうとはしません。
他の大規模な開発プロジェクトも大体似たようなものです。
プロジェクトを推進する政府機関や自治体の意向に逆らうような調査結果が出ることはまずありません。
要するに調査なんて単なる飾りと言うか、形式ですね。
ただ、私が気になるのは、原子力発電所関係の調査も同じような形で進められることです。
最近、注目されている原子力発電所の再稼動の問題にしても、政府・自治体・電力会社側の調査は信用できません。
と云って、反対派の主張も公平とは言えない。
判断に迷うところですね。
では。
地方空港の赤字と調査
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