ちょっと前の話ですが、埼玉県所沢市で小中学校の教室へのエアコン設置の賛否を問う住民投票が実施されました。
「私たちは便利さや快適さから転換すべきだ」との理由からがすでに決定されていたエアコン整備計画を撤回した市長と、「ぜいたくを求めるのではなく、夏場に航空機騒音で勉強に集中できない子供たちの学習環境を守ることだ」とする住民の対立に決着を付けるために行われたものです。
結果は、賛成が反対を上回ったものの、「多数票が投票資格者の3分の1以上」という条件には届かなかったようです。
まあ、結果はいいとして、私が特に興味を引かれたは反対派の意見ですね。
「エアコンなんていらん。われわれの若いころはそんなものなかった」といったところが代表的な主張でしょう。
こんなことを言う大人はいつもいます。
しかし、自分が若い時に苦労したから今の子供たちも同じ目に会うべきだというのはあまりにも心か狭いとしか言いようがありません。
また、ある自民党議員は「環境への適応能力をつけるにはある程度、耐える能力を鍛えることも必要だ」と発言しています。
よくあるくだらない根性論ですね。
精神力を鍛えたいのなら別に方法が沢山あります。
劣悪な環境での勉強を強制する理由にはなりません。
大人は我慢しても、子供には快適な暮らし与えるべきなのです(勉強だけではなく、日常生活全般)。
国の未来を担うのは子供であり、投資を惜しんでいけないからです。
ついでに言うと、所沢市の市長の執務室や市議会、市役所からクーラーを外していただきいものです。
便利さや快適さから転換し、忍耐力を鍛えるために。
では。
子供にクーラーは贅沢か?
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