不倫と枕営業

IMG_0016.jpg最近、枕営業が話題になっています。

まあこの、言葉の意味は皆さんご存じだと思いますが、上品とは云えないので、今まであまり表だっては口にされることはなかったんじゃないかな。

それが、ある女性が夫と浮気を続けた銀座のクラブのママに対して起こした訴訟を機に一気に脚光を浴びた。

くだんの裁判の判決文はこうです。

「クラブのママないしホステスが、顧客と性交渉を反復・継続したとしても、それが「枕営業」であると認められる場合には、売春婦の場合と同様に、顧客の性欲処理に商売として応じたに過ぎず、何ら婚姻共同生活の平和を害するものではない」

私は裁判に詳しくないですが、判決文に「枕営業」なんて言葉が使われるとは思いませんでした。

それはいいとしても、他にも突っ込みどころ満載です。

ただ、注意すべきは、売春婦とセックスをしても、夫婦関係の安寧を乱さないと言っているわけではないことです。

売春婦には夫婦関係の悪化に対する責任がないと言っているだけ。

そう言えば、これも聞いた話ですが、なんでも多くの外国(多分、西欧諸国、特にアメリカを指していると思います。一部のアラブの国では今でも姦通罪がありますからね)では、妻が夫の浮気相手に損害賠償を要求することはないそうです。

この判決もそうしたアメリカの風潮を後追いしようとているのかも知れません。

いずれにしても、今後は女性が不倫をして、奥さんから訴えられても、恋愛ではなかった、お金を貰うためだったと言えば、賠償金を払わなくても良いことになるのでしょう。

では。