ネットニュースによると、日本のある大学生が安倍晋三政権の安保法案を防ぐため、外国人のネット署名運動を開始したそうです。
文章は、日本語以外に中国語、韓国語、タイ語、英語、フランス語、スペイン語、ロシア語で「安保法案が自身の生活や命に直結した問題だと体感している人々がたくさんいる。そのような声を集めている」と書かれています。
なるほどねえ。
しかし、この署名は政治的には意味がありません。
地方自治法によれば、選挙権が無い人間の署名は無効ですから。
その上、実は、日本在住の外国人がこうした署名に応じると永住及び在留許可取り消し要件になります。
つまり法務大臣の判断によって、日本から追い出される可能性があるんですね。
マクリーン事件という判例により、外国人は政治的デモや集会への参加、選挙への関与はできないとの判断が下されています。
必ず国外退去になるわけではないでしょうが、当局から目を付けられ、何かの時に不利な材料に使われる恐れはあります。
この学生はいいアイデアだと思ったのでしょうね。
しかし、思いつきでこんな他人に迷惑をかけかねないことをしてはいけません。
どんな影響があるかをきちんと調べないと。
そのために今回の学生たちの運動全体が同じような軽はずみなものだと判断されてしまいます。
続きます。
外国人署名運動
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