芥川賞は軽くなったのか?

20151204172051-d6e238c75ad6324dca06c7aad6ee544a8480741d.jpgのサムネイル画像ネットで「芥川賞も軽くなったものだ」とのタイトルの記事を見つけました。

今回芥川賞を受賞した又吉直樹さんと羽田圭介さんはメディアに引っ張りだこです。

まあ、又吉さんは芸人ですから当たり前なんですが、羽田さんもそのキャラクターの面白さから結構バラエティに出演しています。

ただ、羽田さんはクイズ番組ではたいした実績を残せず、MCや他のゲストにいじられることが多いようで、そのために「芥川賞も軽くなったものだ」という批判が出ているとのこと。

「過去に芥川賞作家がここまで軽いタレント扱いをされることは珍しいですし、芥川賞作家の威厳はどこへいったのか?とにツッコみたくもなります。ほかの作家さんがどういった気持ちで受賞作家がイジられるバラエティを見ているのか...」(文芸誌編集者)

こういう名前を出さない人の談なるものは信用できないと思って間違いありません。

内容に勝手な修正が加えられているなんてましな方で、記者がでっち上げた談話なんてことが結構あるようですから。

どちらにしても、記者の意見に沿ったものだけが紹介されるわけで、公平性も公正性もない。

それはいいとして、記事は「もしも芥川賞の権威が失墜したとしたらこれは一大事。2人には次回作でそんな揶揄する声を吹き飛ばしていただきたいものだ」と締めくくっています。

では、私は反対に聞きたいんですが、作家は芸人よりも偉いんですか。

芸人が小説を書いて芥川賞を取るのなら、芥川賞作家がバラエティに出て何が悪いんでしょう。

結局、この記事を書いた記者は芸人やバラエティを馬鹿にしているわけです。

芸人は芸を売り、作家は文章を売るだけで、大きな違いはないんですが。

続きます。