昨日の続きです。
大体芥川賞なんてそんなにすごいものなのでしょうか。
もともとは菊池寛が友人の芥川龍之介を記念するために作った賞で、長い間、ほとんど知られていなかったんです。
それがいつの間にか有名になり、権威があるように言われていますが、それでも一部の人間以外は名前しか知らないようなものです。
さらに言うならば、権威というのは小説を売るために出版社が作り上げたものですね。
「ほかの作家さんがどういった気持ちで受賞作家がイジられるバラエティを見ているのか...」云々については、みんなうらやましがっていると思います。
今は、作家が不遇の時代です。
エンターテイメント系でもそうなんですが、純文学系は特にひどい。
食えない作家が沢山いて、大半がアルバイトしている状態。
芥川賞を獲っても一部を除いて全然売れない。
5年間続けられたら珍しいと言われているくらいです。
だからバラエティでもなんでも呼んでもらえれば大喜びのはずです。
芥川賞作家だからといってふんぞりかえっている場合じゃない。
話を元に戻すと、作家の全員が物知りや人格者ではないことは言うまでもないでしょう。
作家が尊敬されるとすれば、それは芥川賞を取ったからではなく、その人間性ゆえなのです。
一種のハロー効果なのでしょうが、この種の勘違いは結構多いですね。
では。
芥川賞は軽くなったのか?(続き)
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