いつもの森とは違う風景が、目の前に広がっていました。
普段は雪のない森が、今日は一面の銀世界。
誰の足跡もなく、ただただ白く染まった静かな世界。
窓の外に耳を澄ますと、風の音が聞こえます。
時折、遠くから獣の声が響くことも。
吹き荒れる雪に、一瞬視界がかすむけれど、それさえも美しく感じられるのです。
ただ無心に、窓から森を眺める時間。
何も考えず、ただこの美しさに心を委ねるひととき。
自然はときに厳しく、思うようにならないこともあるけれど、
そのぶん、たくさんのことを教えてくれます。
だからこそ、この森での暮らしがやめられないのかもしれません。
今日もまた、森の静寂に包まれながら――。
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