連載*恋愛上手になれる・恋愛塾

159446.jpg例えば、肉体のない世界で、心だけが存在する世界なら、食べる必要がありませんし、服をまとう必要もありません。病気にもなりませんね。しかも、肉体がない、ということは、肉と血を分ける家族も存在しない、ということになります。そして、お金も必要なくなるので稼ぐ必要がなくなりますね。

けれど、心だけは存在するわけですから、本音が丸見えになり、嘘も見栄もお見通しになる。心で想うことだけでつながる仲間としか一緒にいられなくなる、ということになります。
言いかえますと、心の純粋度が同じ相手とグループになり、家族のように過ごすことになる。
けれど、今世でネガティブに自分本位に未熟な精神状態のまま過ごした者は、心の純粋度、霊格が低くなり、寄り添うことができず、どのグループにも居場所を見つけることができないのです。

誰とも話さず、思考が止まり、不幸も幸福もない世界に身を置き、喜びも悲しみもない状態が永遠に続きます。比較もないし、上も下もない、差別も争いもないけれども、調和も学びもない・・・つまり、自分がどういう存在で、何者なのかを知る手がかりもない世界にいることになるのです。
いる、ということも分からない、自分の姿もない、感じることが何もない、無になるのです。
好きなだけその状態でいられるのです。無の状態のまま有り続けることができるのです。

だから、人は、自分が何者なのか?を知るために何度も生まれ変わっているのです。
修行ではなく、幸福や不幸がどういうものなのかを知りたくて。
喜びや悲しみがどういう感情なのかを知りたくて。
誰かと語らい寄り添うことがどういうことなのかを知りたくて、様々な幻を見るために、体験するために、肉体のある世界に生まれてきたのです。

不幸を知っているからこそ、幸福の価値がわかり、喜びの意味もわかるのです。
だからこそ、そろそろ、幸福は自分が作れるということに気付く必要があるのです。

なぜなら、

つづく・・・