お墓を無くしてテーマパークを建設しよう

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宮崎県での地震発生後、政府は南海トラフ地震への注意を呼びかける発表を行なった。

お盆休みには旅行やお墓参りで人々の移動が多くなるが、もしもその時に大地震が発生したら、大規模なパニックが起こることは避けられない。

多くの日本人は普段、先祖を意識しないのに、お盆の時期にはお墓参りをする人が多い。

テノール歌手・秋川雅史が歌い大ヒットとなった「千の風になって」だが、彼が有名になる前に大阪で開催されたコンサートで某女性歌手がこの曲を歌っていたのを聴き、感動した記憶がある。

歌詞に「私のお墓の前で泣かないでください、そこに私はいません、眠ってなんかいません」というくだりがある。

これは、英語の原詩"Do not stand at my grave and weep"を、新潟出身の芥川賞作家・新井満が翻訳したものであることは有名な話だ。

考えてみるとその通りだ。肉体がなくなっても先祖の霊魂は時空を超えて存在している

一度生を受けると、人は永遠に存在する。記憶には残っていないが、生命が始まったとされる太古代から「私」は存在していた。40億年の歴史を通じて、「私」は命脈を繋いできたのだ。

私は先祖が自分の中にいると感じている。よって彼らは墓地にはいない。

もし人が亡くなるたびに墓を建て続けるならば、やがて地球は墓地で溢れかえり、景観を損なうことになるだろう。

墓地に代わり、先祖を偲ぶ大規模なテーマパークを建設することが望ましい。テーマパーク(公園)は、先祖の追慕館、温泉、レジャー施設、美術館、ショッピングセンター等、先祖と共に楽しめる多様な空間をつくることが理想的だ。

先祖は子孫の中で生き続け、共に喜びを分かち合うことを望んでいるのだ。