続きです。
昨日、書いたように日本人(多分、アメリカ人も)は、フランス人に幻想を抱いています。
まず、グルメ云々ですが、私の知っている限り、彼らはろくなものを食べていません。
朝はバゲットを4分の1に切って、更に半分に割り、バターを塗ったものを1〜2枚にカフェオレ程度。
クロワッサンは値段が高いので普通の家庭ではまず食べません。
昼食は、パリ市内では、社員食堂がある企業が少ないため、たいていの人は近くのカフェや安いレストランで軽食を取ります(サンドイッチ、オムレツ等)。
そして、夕食ですが、共稼ぎが多く、手の込んだ料理を作る暇がないために、出来合いの惣菜を買ってくるか、簡単に料理できるもので済ませます。
最近では冷凍食品が大人気。
伝統的なフランス料理は、料理自体をする人がどんどん少なくなっていることや、若い世代の嗜好の変化からかなり衰退していると言われています。
そう云えば、フランスの若者の料理への嗜好に関する調査によれば、上位4位すべてを外国料理が占めるとの結果が出ていました(パエリア、スパゲッティ、ピザ、クスクス-北アフリカ料理)。
また、手頃な価格のレストランも日本に比べると種類も数も少ないですし、味もかなり落ちます。
こうして見るとフランス人がグルメだなんてとても言えないでしょう。
ついでに言うと、味覚自体もそれほどではありません。
これを科学的に証明したデータを見たことがありますが、時間がかかるので、その話はまた別の機会に。
続きます。
「フランス人は10着しか服を持たない・・・」なるほど!(5)
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