ある村に禅僧がいました。
ある日村人が「庄屋さんの所で
また馬を買ったそうですよ。良いですね。」
と僧に話しました。
それを聞いた僧は「はて、良いものか、
悪いものか・・・。」と答えました。
しばらくして「庄屋の息子が
落馬して脚を折った。かわいそうに。」
と村人が話にきました。
又しても、僧は同じです。
その後、戦争が始まり村の若者は
戦争に行き多くが死にました。
村人は僧に「庄屋の息子は脚を折ったから
戦争へ行かなかった。運が良かった。」と
話しました。
人生の幸不幸は何が起因するか誰にもわからない。
相談者には、破産、離婚、失恋、失業等
様々な問題を抱え人生に絶望している人もいる。
今はそのことが不幸に思えるかも知れない。
しかし、将来そのことが幸せの原因と思える日が必ず来る。
「不幸の数だけ幸せがくる」私はそう信じる。
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