共命鳥(ぐみょうちょ)

仏教の経典に「共命鳥ぐみょうちょう」という鳥の話があります。

この鳥は体がひとつで頭がふたつ。

ところが片方だけ、鳴き声が美しかった。

ある日、美しい声に嫉妬した一方が、

もう一方に毒を食べさせて殺してしまいます。

当然、体はひとつだから、もう片方も死んでしまいました。

ふたつの頭は心を合わせ仲良くしていれば元気だったはずです。

もともと体はひとつですから、

自分勝手に行動すれば飛ぶことさえも出来ないのです。

この話は相手を生かす(大切にする)ことは自分も生きる

(幸せに成る)ことだと教えています。

時々、我々は自分を完全な人間(正しい)と錯覚しがちです。

完全な人間など居るはずが有りません。

不完全だからこそ、お互いが補い合って、

共に生きて行かなければ成らないのです。

「私利」が「他利」に優先されるというワガママを容認しては成らない。

東京都と国。又はコロナは関係無いと飲み歩く若者。

そして遊びたいからというコロナ疎開。

コロナウイルスに試されている気がします。