先月の強風で根元から折れてしまった、鎌倉鶴岡八幡宮、樹齢800年の大銀杏の残りの根元から新芽が出たそうです。
何と素晴らしい事でしょう!
自然の生命力は計り知れません。
銀杏が折れてしまったニュースを聞いた時には、何か嫌な予感がしたのですが、今思うと、それは一つの役目の終わりを暗示していたのかもしれません。
800年の間、幾多の動乱の歴史を見てきた大銀杏は、まためぐってきたこの動乱期にあえてドスン!と倒れる事によって、次の時代に再生の夢を託したのではないでしょうか。
「私は静かに見守るしかなかったが、これからは君達が新しい芽を出し幹を作り、大きな美しい木にしてくれ」そう言っている様な気がします。
大銀杏に一粒の麦が重なって見えました。
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