「マダム・バタフライ」ルーツとしあわせさがし

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「蝶々夫人」内容や歌劇を知らなくても
誰でも聞いたことがあるその名前・・・。

じつはこれ、アメリカ人が日本に当時住んでいた姉から聞いた
長崎の話をもとに書かれた小説なんです。

そしてオペラ「マダム・バタフライ」はこの小説を軸に
イタリア人の作家 プッチーニが作った不朽の名作です。

長崎の地を踏んでぜひともこのマダムバタフライゆかりの
「グラバー園」へしあわせさがしに!

冒頭の画像はこのマダムバタフライの世界的オペラ歌手
三浦環の像・・・・。

この近くにはプッチーニの像もありましたよ。


さて このグラバー園。

スコットランドから来たグラバー氏が
長崎の南山手の丘に家を建てたのが1863年。
当時の長崎には日本の新しい夜明けを夢見て
やって来た人々で熱気があふれていたようで

異国の商人、幕末の志士、日本の若者・・・。

100年以上経った今でも このグラバー園には
グラバー氏の家族が暮らした邸宅や暮らしがそのまま。

古き良き時代を五感で感じて
そして小さな幸せを見つけに。


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春いっぱいを感じて 明るいハッピーカラーが
いっぱい詰まったチューリップ!!

グラバー園の中にはたくさんの邸宅がありますが
やはり一番趣があるのがこの旧グラバー住宅。

日本で最も古い木造西洋風建築として知られており
国の重要文化財にも指定されています。


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なかなか見つけられない桜でしたが・・・
ここで出会った桜は「貞子桜」

先日のblogにも登場しましたがこの「TEIKO桜」
日本ではほとんど名を知られる事がなかったようですが
ヨーロッパでオペラ「マダム・バタフライ」の公演を
1700回以上もこなし絶賛されたオペラ歌手・喜波貞子。

この方にちなんだ「TEIKO桜」は なんと春と秋の2回も
花を咲かせる大変めづらしい桜のようです。

花びらもなんだかほのかなピンク色。
ふちの部分がちょっぴり濃くって ホホを染めてるような・・・
そんな控えめでいて 個性を強調している美しい透明感ある
ステキな桜、リンガー邸の前にひっそりとね。

グラバー園は小高い丘の上に建っているので
エスカレーターでずっと上まで上がってから
降りてきながら散策できる感じなんだけど
途中でね、こんな子が・・・。


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観光客の賑わいも全く無視して・・・
どっぷりな陽射しの中、夢見心地・・・。

ちょうどここ、人が入れない場所なの。
だから誰にも邪魔されることがなくぐっすり。

それとね、このグラバー園の中には
麒麟ビールのモデルになった狛犬や
2つのハート型の敷石がね埋められているの。

これを見つけると幸せが舞い込む!って言われている石を
見つけるのもお楽しみ・・・。

どこに? って・・・ 内緒。

これは自分で見つけましょう!!


でね、私が見つけた最後のこの日のイイコト。


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これね、椿なんです。


なんかちょっとステキでしょ?


なんかこれに魅せられて・・・・
しばらくこの椿に釘付け。

久しぶりにカメラにも力が入っちゃいました。

長崎ではね、卓袱料理をいただいたのね。
卓袱料理ってまず最初に出てくる「おひれ」っていうお吸い物。

これは「あなたのために魚を1尾使いました」
っていうおもてなしの意味が込められているんですって。

昔は魚のヒレがついていたらしいのですが
今はとても食べやすい鯛の身が入ってきて
とっても美味しかったです。