「八日目の蝉」を観て想う

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小豆島の素朴で懐かしい景色が印象的な「八日目の蝉」

内容は結構衝撃的なものなんだけど
なぜか見ていてココロが和む。

それは子供の頃に過ごしたほんの一瞬の生活が
風景が実はココロの奥底にずっとずっと残っていて
自分でも気がつかないまま大人になり
ある日、ふと思い出して涙がこおぼれる・・・。

そんな経験を私もしているから。

子供の頃に楽しかった想い出は
忙しさと慌ただしさに紛れ いつの間にか忘れる。

だけど それはずっとずっと奥の引き出しに
しまいこんだまま。

映画のラストは「本当はここに戻りたかった」
そんな主人公のセリフ。

ほんのいっときの生活が ずっとずっと
刻まれていてね。

その後の自分の自生に大きく関わっていることを。

やがて自分がそこに戻ろうと・・・
必死になる。

私もそうだった。

昔過ごした風景。

そこに戻りたいと何ども思った。
そこじゃなくても それに近い生活を
同じような場所でしてみたいと強烈に思った。

子供だったからこそ。

そこにはなんの駆け引きもなく
大人の事情もなく・・・

全てが新鮮で ありのままを受け止められた。

そんな景色の小豆島。

今年は訪れてみたいと想った。