過去に相談を受けた内容の中でたびたび登場する「贈り物」問題。
これね、日常生活の中でもよくお聞きします。
「彼には高価なプレゼントをあげたのに 私にくれたものは
とっても安価な物。私の価値って彼にとってそんなもんなんですかね？」
つまり頂いた物が納得がいかない ってこと
まだ「安価な物」なら序の口で そもそも何ももらえない
ってのは どうなの？
「物が欲しい訳じゃないのよ・・・ 気持ちよね」
え？ 気持ちだったら言葉だけでもいいってこと？
「言うのは簡単よね〜 それだけなの？ってなっちゃう」
なんだ、やっぱり物なのね、金額なのね。
「違う違う。安価な物でも気持ちがこもっていればいいの」
結局の所・・・ やっぱり物なんかい！！
でも「物」だってお金があれば買える訳で
逆に気持ちうんぬんよりも お金があれば買える訳です。
その人にとってお金の価値観って違います
それはお金を持ってるとか持ってない とかじゃなく
お金に対する価値観です
せっかくの誕生日も その「物」にとらわれすぎて
大切な時間は なんだか沸々とした気持ちで台無しにしてない？
世界でいちばん貧しい大統領の話を聞いた事がある？
大統領になった人よ。
大統領時代に収入のおよそ８割を寄付してしまい
ご本人は農場で質素な暮らしをしていた ムヒカ前大統領
今年、５年の任期満了で国民に圧倒的な支持を得られて
惜しまれながらもその場を退いた
今でも小さな農場に小さな家、わんちゃんと愛車ビートル
このムヒカ前大統領のスピーチに
「人間の幸せとは何か。」
「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、
限りなく多くを必要としもっともっとと欲しがることである」
「貧乏とは無限の欲がある人のこと」
「ハイパー消費社会を続けるためには、商品の寿命を縮めて
できるだけ多く売らなければなりません。
１０万時間持つ電球を作れるのに、１０００時間しか持たない電球しか
売ってはいけない社会なのです。
長持ちする電球は作ってはいけないのです。
もっと働くため、もっと売るためにの使い捨て社会なのです。」
そして
「私たちは発展するために生まれてきたわけではありません。
幸せになるために地球にやってき来たのです。」
「モノを買い請求書を払うため」に一心不乱に働き続ける事だけでなく
「人生を味わって生きるために」いちにちいちにちを大事に大切に
時を刻みたい・・・ と 私も思う
「物」のとらわれて 大切な時間を失っていない？
相手がいなければできない「ふたりの時間」
実はこれがいちばん大きな贈り物であって
誕生日を迎えた瞬間に 相手との共有の時間
たとえ隣にいなかったとしてもね
その瞬間は ココロで繋がっていることであり
一緒に前を向いて歩いている道の中での
「特別な時間」
だってね、１年に１度しかやってこない
ううん、相手と2度か？
そんな贈り物が高価だとか安価だとかの問題じゃないんだけどな
幸せの本質をついているムヒカ前大統領・・・
日本もこんな大統領がいたら もっともっと
変わるのかもしれないね
あなたのとっていちばん大切なものは何ですか？
物は幸せにはしてくれない
幸せにしてくれるのは 生き物だけ
何の為に生きているのか？
どうしたら幸せになれるのか？
ムヒカ前大統領のメッセージは
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