注:今回腐女子モードな、ただの同人誌の感想です。スミマセン・・^^;
ある方に頼んで購入して貰ってたのを、や~~っと!読了しました^^;
(ザッと読みはしたけど、ゆっくり熟成読みが出来てなかったw)
はい。
通称『薄い本』です。
映画化になった、男女逆転の『大奥』とか、TVドラマになった『アンティーク(西洋骨董洋菓子店)』とかの原作者・漫画家のよしながふみさんが、モーニングで連載している『きのう何食べた?』の、作者による同人誌!
表紙に輝く『成人指定』の文字!
『ケンジとシロさん』っつータイトル!
要は・・腐女子的に・・先に書いてある名前の方が『攻』って丸分かりなww
(でも・・表紙めくって直ぐのトコロには『シロさんとケンジ』って書いてあるのが謎だ・・w)
で・・内容的には・・いわゆるベッドシーンです。
『きのう何食べた』自体が、40代のゲイのカップルの食事と仕事と・・って日常生活を丁寧に描き上げてます。
けれど媒介が青年誌の所為か、いわゆる色っぽい部分は、全く出て来ず・・。
ホンマ、キスシーンさえ無く。
物足りなさを感じているよしながファンも居たコトと思われ^^;
で、それを補完するような内容の『薄い本』ですw
ストーリーは概ね2つに分かれてます。
前半は、シロさんが以前同棲していたノブさんとの色々。
2巻の『洗濯機の話』に出て来た、かぼすちゃんって猫を連れた男とのやり取りです。
クールでモラハラでツンデレっつーよりツンツンな元カレ。
家賃も払わず居付いて、食事も作らせて選択もさせて・・と、ヒモ状態?金銭的DV?って様相ですがな
でもクールビューティー好きなシロさんは、甲斐甲斐しく尽くします。
そして若い恋人が出来たので、棄てられたらしいです。
弁護士の癖に、何やっとんじゃ!?
・・って感じ的に、少々腹が立ちますよw
まぁ・・そう云うのが好み・・って云われりゃ、それまでなんですけどね。
だからこそ、シロさんのケンジに対する『俺の好みじゃない』発言(つか独白)が、本編にも何話にも出て来るんでしょうし。
そもそもシロさんは、そっけないツンツン男に尽くしたいヤツなんやねー・・。
それで云うと、デレデレで仔犬の様にはしゃいで纏わり付くケンジは真逆やしw
そして、シロさんとケンジがコミックス1巻になる前の、同居し出して間がなさそうな時期からの、後編。
食事して、風呂入って、パジャマ(スエット?w)に着替えてから、おもむろに・・つか・・
ディープキス⇒濡れ場・・に入ります。
シロさんを満足させたくて『自分の性技に自信が無い』と云いながら頑張るケンジ。
そんな激しくHな画は無いですよ!念の為。
でも・・充分です!
ホンマ・・11巻まで続いてるマンガやし、何つか・・
友人夫婦の秘め事を覗いてしまったような後味w
ちょっとした罪悪感と満足感・・を味わった気分でした^^;
そして終了後も、まったりするでもなくフツーにシーツが汚れていないかを話してたり。
ホンマ・・日常・・なんだよね。
ゲイカップルの日常。
何つーか・・本編同様、ほっこりした気分になりました^^
で、二人がツインのベッドで別々に寝入ったシーンで、作品は終了します。
これからもこの二人は、別々にそれぞれの仕事をして、お互い別々の友人達と普通に遊んだり(←ヘンな遊びじゃないですよ!互いの趣味とかの!って意味でw)しながら・・
それでも一緒にご飯を食べて、一緒に寝て・・
そうやって、互いを尊重しながら大切に想いながら、時が過ぎていくんだろうなぁ・・と。
とーっても平凡だけど、とーっても羨ましい・・
ゲイのカップルの幸せな理想形を見させて頂いてる気分になりました^^
出来るコトなら・・LGBTの方々みんなに、本編も薄い本も読んで頂きたいなぁ・・って思っちゃったよ!
よしながふみ先生、本当にありがとうございました!
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