新しいお財布を使うなら節分過ぎに

"秋に買ったお財布(秋財布)はよくないと聞きました" こんな記事が目にとまりました。

お財布は"春財布"といって縁起を担いで春に買うものなのだそう。
理由は秋に買ったお財布 → 空き財布
春に買ったお財布 → 張る財布ということらしいです。

シャレではなく何か理由があるような気がしたので、プロの知識で考えてみました。
やっぱりお財布は初春に買ったほうがよさそうです。

易の世界では1年の始まりは2月、2月4日の立春です。
四季でいうと春は2月・3月、夏は5月・6月、秋は8月・9月、冬は11月・12月で、残りの月は土用といいます。


8月・9月のうち、9月の酉月は、七赤金星という星に位置します。
七赤金星の象意としては、社交・遊興・飲食などなど..."陽気に楽しんじゃいましょう"という星で、"お財布に穴があいている"と言われるほど、気をつけないとお金を使い過ぎてしまう星です。
こういったことから"秋財布"はお金が出て行ってしまうと言われているのかもしれません。
以前、"赤いお財布を持つとお金がどんどん出ていってしまう"と聞いたことがあります。これも七赤の赤からきているのかもしれません。


2・3月のうち2月の寅月は、八白土星という星に位置します。
八白土星の象意としては、貯蓄・小を積んで大をなす・収蔵・収めるなどなど... 全てを自分の中に収めとめて守るといった星です。
こうしてみますと、"春財布"が縁起がいいといわれていることは理に適っているようです。

3月になってしまいますと三碧木星の位置に入り、また星回りが変わってきてしまいますので、縁起を担いでお財布を買うなら2月4日〜3月5日まで。
もしも今買ったとしたら、使い始めをこの時期に。
節分明けからお雛様までといえば覚えやすいかもしれません。
私も来年はこの時期にお財布を買ってみようと思います。