BPDについて

こんにちは。

いつもありがとうございます。

今回は、境界性パーソナリティー障害(BPD)についてです。

日本では、ボーダーラインと呼ばれることもあるようです。

境界性パーソナリティ障害は、人間関係、自己像、気分、行動の不安定性、そして拒絶されたり、

見捨てられたりする可能性に対する過敏性を特徴とします。

BPDは見捨てられ不安(自分は見捨てられるという思いこみ)が強すぎて、

少しでも見捨てられると感じたり、思い通りにならないと、激しく傷つき、

感情、特に強烈な怒りのコントロールができなくなり、良い悪いを極端に判定して、

衝動的に攻撃をしてしまい、周りの人がBPDの人の強い感情に巻き込まれ、

振り回されたりすることがあります。

見捨てられたくない相手に、試し行動をしたり、暴言、暴力、罵倒、脅迫、また周りにも対人操作をすることがあります。

結果、見捨てられたくない相手が疲弊して離れていき、かえって見捨てられることになりやすいという

悪循環がありますが

本人は理解できていません。(試し行動は人間関係を破壊します)

この境界という意味は、神経症と統合失調症の2つの病気の境目にあることを意味します。

BPDは、難しい障害と言われていますが、きちんと治療すれば治ると言われています。

ただし、それは、病気だという認識が出来て、治りたいと思った上でのことです。

この病気が治るかどうかは、

自分の言動に疑問を持てるかどうか、

周りの人がなぜ離れていってしまうのかを考えられるか、

自分にとって大切な人を傷つけていることに気づけるかどうか、にかかっています。

よくなるためには、冷静に自分と向き合うことが必要な障害です。

本人やまわりの人に病識がないと、まわりや自分をずっと傷つけることになるため、

幸せな恋愛、結婚を望んでいる場合は特に、事前に治療をしておいたほうがよさそうです。

弁証的行動療法も有効といわれています。

BPDの人の症状例

https://bpd.nerim.info/condition/