こんにちは。
いつもありがとうございます。
以前、人生脚本を作るものとして、自分を制限する思い込みについて書きました。
それとはまた別に、心理学では認知(行動)療法というものがあります。
認知療法とは、アーロン・T・ベックによって始められた治療法で、
患者の偏った物事の捉え方(認知)を修正させ、
より柔軟的で現実的な考え方や行動が できるように手助けする療法です。
「認知のゆがみ チェックリスト」などで検索すると出てきます。
無料で自分の傾向が分かるでしょう。
認知が極端であるだけで、苦しくなってしまうことがあります。
これを修正するだけで、生きやすくなるかもしれません。
お試しください。
※日本では、よくゆがみとありますが、悪いことではありません。誰にでもあることです。
ただ、極端になると生きづらさの原因になります。
マイナス思考パターンの例
認知の歪み | 概要 |
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全か無か思考 | ものごとや状況を白か黒かのどちらかで捉える。All or Nothingの考え方。 |
一般化のしすぎ | 1つでもよくないことがあると「世の中すべてこうだ」と捉える。 |
心のフィルター | 1つのよくないことにこだわり、繰り返しそのことばかり考える。そのため、1つでもよくないことが起こると全てがダメだと感じられてしまう。 |
マイナス化思考 | マイナスな側面ばかりに注目して、よいことを無視する。 |
結論の飛躍 | 根拠なく悲観的な結論を出す。
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拡大(破滅化)解釈・過小評価 | 自分の失敗を過度に大きく捉え、自分の成功を過小評価する。逆に他人の成功を過大に評価し、他人の欠点を見ない。双眼鏡のトリックともいう。 |
感情的決めつけ | 自分のネガティブな感情が現実を反映している、と考える。 |
すべき思考 | 「〜すべき」「〜すべきでない」と考える。そうしないと罪の意識をもちやすい。他人にこれを向けると、怒りや葛藤をいだきやすくなる。 |
レッテル貼り | 「一般化のしすぎ」の極端なもの。レッテルは感情的で偏見に満ちている。 |
個人化 | よくないことが起こったとき、自分に責任がない場面でも自分のせいにしてしまい自責的になる。 |
「そう思っていること」「そう感じていること」はすべて個人の解釈によるものです。
事実とは違うことに注意が必要です。
そこに極端なマイナスな偏りがあることで、自分で苦しみを作ることになってしまいます。
根気よく自分をみつめて改善していくことができます。