辞められない...

今日はお仕事のお話です。
お仕事を探している人もいれば、辞めたいのに辞められなくて困る人もおります。

大きな会社ですと出入りに大きな問題はありませんが、
そうでない場合、自分が業務の大半を回している等していますれば、

当然、引き止められ、辞めないで欲しいと懇願され、
自分の気持ちと人情に挟まれて、身動きが付かなくなります。


これって、ちょっと恋愛に似ていますね、
将来を考えて別れたい、でも「別れないで!もっと優しくする!尽くすから!」
と、相手に泣かれてしまい、

しかし、バシッとその場で理由を述べて「決意は変わらない!」と切ってしまうのが
優しさか、あるいは、「じゃあもう少しだけ...」と、猶予を与えてショックを和らげ、
徐々に「やっぱり無理」に持ち込むかですねぇ...

どちらが良い、なんてありませんけれど、
後者の場合、その猶予が長くなるほどに相手に期待と安心を持たせますので、
二度の悲しみを与える事になってしまいます。


もちろん雇い主の気持ちも分かる、お世話にもなった、状態も知り尽くしてもいる、
しかし、だからこそ(今後の自分はどうなりたいのかに)集約して考えなければなりません。

雇い主としては、慣れた人が仕事を回してくれるのが何より安心でしょう。
しかし、居なくなる事も想定しておくのも雇い主の責任です。

そこで、泣き落としや依存的になるのなら、その職場の先はあまり明るくない、
全部背負って共倒れになる覚悟がありますでしょうか、

もし、その経営をあなたに譲ると言われても、要らないのであれば、
心を鬼にするのではなく、当たり前に客観的に見てみましょう。


感情論で動いたり、留まったりするのは、結果あまり良くない方へと流れていきやすいです。
なぜなら、自分に嘘を強いている分、流れに歪みができてしまうからです。
職場の件などは、家族の事とは違いますので、それは忍耐の種類が違います。


それは、感謝をないがしろにしているという事ではありません。
(ちと、難しいですが)この世は変化していく、という事だけが変化しない事なのです。

当然、自分も変化していきます。
自分の最終目標が、その職場でないなら変化はある意味、喜ばしい事でもあります。

経営者というものは基本、底に強さを持っています。いざとなったら
すぐに切り替えて何とかするのです。人間、そんなものです。

自分の将来を考えて動きたい、そこでの仕事はやりきった感があるのなら
しっかりと、決意して辞めるつもりであること、期限付きで後任者をお願いしたい事を
述べておくのが、後々にはお互いの感謝につながるのではないかと思います。

多少の事は思い込み過ぎずに、自分をステップアップさせていく事が
縁あった人達への恩返しでございます。

感謝と職場の発展を信じる力をパワーアップさせましょう!!