狸憑き...

昨日、「念」のお話を致しましたが、
今日も、もうひとつ...おどろどろしい話が続きもうしわけありません^^;

最近ですね、動物憑きや、憑依的なお話が妙に増えているんであります。
以前は、それほどは無かったのですが、少し前より霊界という所と、人間界の境目が
若干ゆるくなり、全体的に増えているかもしれないのですが...

ついぞ先日も「狸憑き」に出会ってしまいました。
といっても、直接ではなくクライアントさんの困った問題の相手に

狐とか狸とかが憑いているのです。
これは、はっきりしたものなので、すぐにわかります。

まず、お話を聞いているうちに金銭に対する獣臭を感じます。
そして、その手の憑き物は小金が好きなようで、身近な中主企業を狙うようです。

向上心、辛抱強くまだまだ!と、地味にひた走る経営者さんは大丈夫でしょうけれど、
どこか現実から逃げたいとか、女好きでこれが最後だ的な気持や年齢だと隙が出来てしまい、
匂いを嗅ぎ付けてどこからともなく忍び寄ってくるのでしょう。

狐は頭良く身綺麗で最終的に自分に実入りが良いように手を回して、相手から取れるだけ
吸収しようとし、その経過や没落していくのを楽しむような所がありますが、

狸は頭も良くなく根性も無いので飽きてしまい、けっこう逃げ出そうと
するのですが餌に釣られます。だらしなくガツガツしているのですが、
しかし両方とも動物的な本能で、男をたぶらかします。

本当の山奥で動物に憑かれると、動物のそれと同じ行動をするので異変がすぐに
わかりますが、

都会に住み着いたものは、より巧妙で、
周囲の誰の目からみてもがおかしい...と、気づくのに
当の経営者さんだけは、まるで催眠術にかけられた様になります。

まず、家に帰らなくなる、
長年苦労を共にしてきた従業員を疑い、給与やボーナスを減らしてまで
女にお金や物を与えだす。

それではもちろん社員がいなくなる、会社も立ち行かなくなる、
狐に走った経営者は新しく何かを始めようとした所で何もうまくいかない。

狸にたぶらかされた経営者はまるで痴呆症になったようにだらしなくなり、
物忘れも多く、考える事をしなくなるので、酷い事になっているのに
いつまでたっても気づかない...

魂を抜かれたようになるのですが、どちらかといえば魂が非難してしまうのでしょう。
肉体と肉体の心だけでは人間は弱いものです。
本人の底に眠る、生きる気力や、視点を合わせておくべき軸に目覚めるまで、
試練はあるのかもしれません。

奥さんに憑いている場合もありますしね、
突然、形相も変わる殺人鬼になったり、大事故を起こしたりする時、犬神が憑くと言います。

心に怒りや嫉妬が多いのも、何者かに憑依されやすいです。

生きる事に休み時間はあっても、楽ばかりしたい隙を見せると危ないことは
多々ありますですね...

何となく緩んでいるような今こそ、
どんな場合も「自分」を捨てないよう注意が必要です。