ダイエット...

先日、お久しぶりのクライアントさんからの電話相談、

以前は結婚したい相談でしたが、無事にお嫁に行き、今年春に赤ちゃんが生まれたのだそうな、
めでたし、めでたし!

ところが、夏ごろから体に変な症状が出始め、舌がかゆくなったり
夜中に息が詰まるような苦しさがあったり、その他いろんな症状があるとの事、
自分には何か霊が憑いているのか...


はいはい、赤ちゃんを産んだばかりの幸せの絶頂であり、お世話に全力の時期です。
そして赤ちゃんってね、悪いものはそうそう近づけない輝く清浄なエナジーを発しています。
お世話をしているお母さんも守られているはず、あかちゃんは元気そうですしね、

これは別な原因でしょう。 
で、よーく聞きますと、妊娠中に妊娠糖尿病になり、産後も糖尿病になりやすいとのことで、
怖くてしかたなく、ダイエットも含めて糖質カットを始めたそうな...

そのうち、赤ちゃんがお乳を飲まなくなり、糖尿病予防にはお乳をだすのが良いと聞いたので、
赤ちゃんが飲まない事にも不安を感じ、リスクを考えると断乳もできない、

体には変な症状があり糖尿病が水面下で悪くなろうとしているのか、何なのか、
どうしたら良いか分からず、混乱しているようでした。


しかし、これは霊でもなんでもなく、ずばり「糖質ダイエット」が原因でしょう。
確かに妊娠が進むと、その人の弱い部分が出てくる事がありますが

少し気をつけて普通に生活すれば問題ないはずです。 
体もある意味、育児疲れで自然に元に戻りますし^^;

しかし、まだ体も戻らないうちに糖質カットを始めてしまい、
お乳の味や栄養素が変わったのを赤ちゃんが一番に感じたのでしょう。

そして糖質をカットする分、タンパク質を意識して多くとらなければ、
彼女の様な症状が出てきてもおかしくないのです。
育児の睡眠不足やお米のご飯を我慢するストレスもあり自律神経も乱れているのでしょう。

話を聞いていてピン!ときたので聞くとやはり乳腺炎を起こしていました。
それも不安要素ですね、


「完全糖質カットではなく、朝は果物とか、ご飯の量を半分にするとか、
そして、ちゃんとおかずを食べないとね!体質はあるだろうから中年太りの年齢に
なったら真剣にダイエットに励むんですよ!」笑

彼女は太ってはいないです。むしろ細い位、でも家系の体質ってありますからね、
でも何であれ、「過剰」はバランスを崩します。

「もう離乳食の時期だから様子をみて断乳OKだし、お母さんは少しご飯を食べてね!
健康に戻るから大丈夫ですよ!」と、言うと

「本当はご飯が食べたくて食べたくて、でも怖くて...食べて良いのですね...」と、
泣きながら言っていました。 今まで独りで考えてどれだけ辛かった事でしょう。

もっと周囲の家族が注意してあげると良かったのでしょうけれど、
なかなかうまくはいかないものですね、

また病院も少しの事でも、脅かすようにオーバーに言いますからね!
本人に自覚させるのもあり、責任逃れもあるでしょうけれどね、

でも本当に心配な問題があるなら、産後も通院を勧めるでしょう。
心の不安定な時期、さらに怖がりな性格だと、こんな事がおこってしまいます。

産後は体が軽くはなりますが、丈夫な方でも一年位は、心身の回復に努める
気持ちが必要ですので決して無理をしてはいけません。

流行のダイエットも安易にやりだすと危ない、ですね!!

そうそう、今度「塩」のお話を致しますね!
こちらはミネラルのお話です。
けっこう えっ?となります^^

では また!