怒りの元...

師走の足音が聞こえて参りましたね...
そんな中、日々生活しておりますと、なんとなく面白くない事、腹の立つことも多いわけで...

では、その怒りの元々とは何なかと、ふと考えました。

怒りをぶちまける、結局、その怒りのやり場を求めて相談に訪れる方も多いですのでね!
ふと、考えてみました。
そして、よーく、よーく、心の奥を覗きますれば...

その怒りの正体は「期待」です。

これは個人差がありますから、怒りの着目点がそれぞれに異なりますが、
感じが悪い、気分が悪い、などの小さな怒りにも、それなりの期待があるからです。

人は無意識に瞬間的に怒りますので、ほとんどの場合、相手が自分を怒らせたと見なします。
バカじゃないの! なんで、そうなる訳? 何、その言い方! その態度!

恋愛ですと、恋人から結婚への期待、夫婦ですと、頼りある夫と幸せな家庭を期待し、
子供に対しては、素直、健康、秀でたものを期待し、
人間関係では助け合える関係を期待し、

世間や社会では良くも悪くもあまり目立つ事なく、危険な事に遭遇し無い事を期待する。
当然といえば当然の事です。

しかし、必ず意に反する事が起きます。
ムカッとする怒りの奥深い所には、期待と悲しみがあり、

たとえば、良い商品と期待して購入したのに、粗悪品で対応までも悪い、
真面目な男性と思ったのに、騙され遊ばれただけだった、
良い人と思い相談したら、皆にバラされた、
親であれば親らしい深い愛情で接して欲しい、否、そうあるべき!

自分的に自分の(普通)に照らし合わせて期待してしまうのでありますね、
そして悩む、

男性でも女性でも、怒ってばかりの人、不満ばかりの人、あるいは困ってばかりの人も、
「子供だし甘い...」なんて言われたりもしますが、

要は「期待値」が高い為に裏切られる事が多い→怒りに変化、という事です。
まして自分自身にも「期待値が高い」と、動けない人になります。

自分が自分への期待(プライド)を下げなければならないのなら(傷付く事への恐れ)
いっそ動かぬ方が良い、
しかし、何の結果も得られぬ事に焦る気持ちの行ったり来たり...

その矛盾が運気を下げる元となります。

毎日、小さな怒りはあるものですが、大きな怒りを感じた時、
カラオケや飲み会で発散するのもひとつですが、

怒りは相手のせいではなく、自分の期待から出たもの、と気づくと
持て余す怒りを整理できます。

漢方では怒りは肝臓を痛め、次に肝臓は心臓など体の主要な臓器に影響を与えると
言われます。 怒りは血圧を上げるなど自分の心身を傷つけ、他人を責めて傷つけ、
結果、ロクな事にはなりません。

思い通りにしたい気持ち=怒り、です。
そこに気付き、後にその事態を受け入れるか否かを冷静に考えても遅くはありません。

不満やりきれない気持ち、わかります~~~、私も!

が、

期待値高く、怒ったところでひとつも得な事は無いな、と、
そして、わかってくれない、ではなく、わかって貰えるよう働きかける事が、
今、ここに生きている事の修行でございますよ!!

怒りっぽい人は、期待値の矢印をを少し低く調整してみましょう。


では、今日はこの辺で^^