たまたま偶然に...

お盆休みに帰省したついでに、近くの温泉に行ってきました。
実は私、源泉かけ流しのピリピリする位の硫黄温泉が大好きなんです^^

で、晩御飯を付けていなかったので、ホテル近くの感じの良く美味しいと
評判の居酒屋さんへ...ところが、どうやら同じパターンのお客さんが多いのでしょう、
あっという間に満席、

注文した物が運ばれてくるまでに時間がかかり、退屈しているところに
お酒も入り声も大きくなっているので、何だという事なく、
つい立の向こうのお話が漏れ聞こえてきました。

おそらく農家さん御夫妻と、ご夫妻よりは若めのビジネスの話にきた人の会食風、
話が「なれそめ」についてになり、なんとなく聞き耳を立ててしまいました^^;

すると、ビジネスマンさんは 「自分の結婚はお見合いでしてね、妻は10回目、
自分は5回目でした。(奥さん、頑張りましたね!)
でも最初に会った時に不思議とこの人と結婚するという
感覚がありましたよ、ところでお二人は何で知り合ったのですか?」

すると、ややしばらくあり...農家ご夫婦の夫さんが、照れくさそうに
「昔、雑誌の最後辺りにペンフレンド募集というのがありましてね...」

「...ああ、なるほど!今みたいに携帯電話とかメールなんて無い時代ですものね、
では、出会いはペンフレンドですか!!笑」と、盛り上がり、

「ペンフレンド!」いやいや懐かしい響きでした!

記憶によれば、雑誌の裏の募集中は携帯メールなど無い時代の
出会い系サイトみたいもの、だから、ちょっと照れくさかったのかしら?^^

今から考えると、じっくり考えて気持ちをお手紙にしたためるという
時間の掛かる恋愛作業、相手を想像して会えない時間に愛を育てる。

昔から農家さんの嫁って難しいのだと思いますが、その手があったのですね!
どこで出会おうが縁は縁、

恋愛や結婚相談の「出会うのはいつですか?」という質問には
(たまたま偶然に...)という言葉が隠れていますが、

その後のご夫妻の話によれば、周囲には「友達の知り合いで、たまたま
紹介してもらった」と言ってあるそうで、
雑誌の裏で知り合ったとは誰にも言っていないそう。

なるほどね^^
どうも恋愛には、たまたま偶然に!というフレーズがいつの時代にも必要なようで...

「たまたま偶然に知り合ったの!」という人の言葉を信じすぎて
縁って偶然に訪れるものと思っている、あるいは願って居る人が多いかもしれません。

しかし恋愛だけでなく何もせずに得られる縁など無いかも...。
「偶然は偶然にあらず、行動を起こして偶然を創る」ものでございますね!^^

ペンフレンド御夫妻のビジネスがうまく成功しますように!と
心でお祈りいたしました^^