あっと言う間に12月。
今年は本当に、コロナウィルスに翻弄された1年でした。
これから冬本番がやって来る北半球では、ワクチン開発の兆しはあるものの、ウィルスとの最大の戦いが待ち受けています。
自宅などでの待機を強いられた今年を過ごし、皆様も嫌でも自分自身の在りようや、過去を振り返る時間を持てたのではないでしょうか?
空に浮ぶ雲が決して静止しないように、時は移ろい私達の今の状態も必ず変化の時は来て、やがて歴史に埋没して行きます。
どんなに名声を得たり財産を築いても、またはどんなに惨めで苦しい状況に居ようとも、いつかそれは過去となり、またその事を知る全ての人々もやがて去って逝きます。
"終われる"事で、救われる魂もあるのですね。
だからと言って、何をしても良い訳ではありません。
私達はそれぞれの置かれている状況の中で、常に最善を尽くし知恵を絞り生き抜く事で得た、様々な喜怒哀楽の感情を手に旅立つのです。
人生の伏線を回収するのは勿論自分自身であり、因果は必ず自身に返って来ます。
仕掛けた伏線で汚れきってしまわない様に、最期には清々しい達成感と、切なくも愛おしい万感の思いを誇れる自分で有りたい。
"一寸の光陰"を大切に、しっかりと生きて行きたいものですね。
12.4.2020