感情との向き合い方

前回の続きになります。

今回は、感情との向き合い方です。物理的に対策ができない、感情的な状態への対処です。

ネガティブに感情的になっている方が、今は特にたくさんいると思うのですが、

そうなってしまうと、もちろん冷静に行動もできません。

段階を追って、向き合い方を書いてみます。

1 「こわい」とただ感じている状態 (自分と感情が一体化している)
  これ、私たちがよくやっています。恐れに取りつかれてパニックになっているときなど、
  そうです。
  恐れに支配されている状態です。そこに怖いものがあると信じて疑わない状態です。
  いちばん苦しい状態だと思います。
2 あ、わたし、「こわい」って感じているんだ。 そう気づいている状態。
  自分の感情に気づいています。
  自分のことを、少し外からみれている状態。感情と自分の間に、スペースがあります。
  こわいと感じつつも、感情に支配されていない状態です。自分を観察できている状態。
 
3 わたし、「○○がこわい」と思っているんだ。
  そういう考えを持っているんだと気づいている状態。←かなり客観的です。
  そして、大事なのは、自分の「考え」に気づいている状態です。
  事実ではなくて、「私が」そう思っている、ということに気づいている状態。
4 自分がどんな意味づけをしているかまで、わかっている状態。
  「それって、私にとって何を意味している?」
  「何がどうなってしまうと思っている?」などと自分に質問をしていくと出てきます。
5 自分の意味付けを疑える状態。
  「それって、絶対に真実だと言い切れる?」自分にきいてみます。
ちょっとマニアックな感じではありますが、3以降は、かなり冷静になれると思います。