人間はなぜ罪をつくるのか【殺人】

 

 

前回に引き続きテーマは人間の「罪」について。

シリーズ第2回目は「殺人」。

人はなぜ誰かを殺めてしまうのでしょうか?

どんな状況に陥ると最悪の結果を招いてしまうのでしょうか?

悪魔たちは殺意に満ちた人間をいつでも狙っています。

 

 

前回の「自殺」では人の心に「魔」が入ってしまう事で起こるとお話ししました。

「殺人」については一体何がきっかけで起こるのでしょう。

 

その答えは「嫉妬」です。

人間の悪心の根源は「嫉妬」。

さらに殺人を犯すほどの原動力になるのが「憎悪」です。

 

悪魔たちはこの人間の憎悪を増やし狂わせ一線を越えさせようと企みます。

 

狂わせるのは精神。

なぜならば精神は全身を流れる血液と同じで 汚すと良心もろとも全てが狂っていくのです。

 

殺意は人間誰しも一度は湧いたことがあることでしょう。

しかし実行に移してしまうのはそう簡単ではありません。

 

殺人を犯してしまう人間は正気を失い 理性を壊し 憎悪に心を支配されて

やがて悪魔の棲み家にされてしまいます。悪魔は悪心に引き寄せられてやってきますからね。

こうなるともう手が付けられません。

悪魔に心も身体も乗っ取られてしまう事と同じなのです。

 

そして❛人殺し❜という 人として決して越えてはならない一線を越えてしまう。

ここから生き地獄の始まりです。

 

取り返しのつかない後悔と 深い罪の痛みが終わることなく 永遠に続き苦しみます。

殺人した人間はやがて正気に戻り 我に返る時が必ずくるでしょう。

そして改心する気持ちが芽生えてきますが

改心をすればするほど罪悪感に苛まれていくのです。

 

生き地獄は人を殺した張本人だけに起こるわけではありません。

殺された被害者の魂は加害者の憎悪と恨みであの世に帰れず

この世をさまよい続けてしまうのです。

 

殺された上にあの世にも帰れない。悲劇そのものです。

 

それだけではありません。

その悲劇は被害者と加害者の身内へも降りかかっていきます。

 

被害者の身内は世間から同情の声や好奇の眼差しに晒され 生きづらさを感じながら

常に加害者への復讐心を抱え続けなければなりません。

 

加害者の身内は世間から批判と攻撃をされ続けていくことでしょう。

 

そしてさらに両者の子供は人格形成において尋常ではないほど悪い影響を受け 深い傷を負うのです。

 

夫婦や子供 親やきょうだいは逃れられないのです。 

ちなみに離婚をした夫婦であっても霊的には縁が残るので 影響し合います。

この世で夫婦として一度契りを結んだ縁はそれほどまでに深いのです。

しかし関わることをしなければ 縁を薄めることはできます。

 

被害者、加害者を取り巻く全ての人が 一生 心が晴れることなく いつも人生に暗い影を落とすことになるのです。

さらに魂は人生で経験した全ての思いを刻み記録するのですが 「殺人」という経験はあまりに衝撃的な事で 忘れる事はできません。

魂でわかってしまったことは取り返しがつかず あの世に帰ったあとも引きずりまくるのです。

 

つまり当事者以外の身内たちの魂も 恨みや復讐心で悪魔たちに支配されてしまう可能性が大いにあるということ。

ひとつの「殺人」で身内たちも含め 多くの人間が悪魔たちの良い❛獲物❜になってしまう恐れがあるのです。

 

ではどうすれば救われるのでしょうか?

 

前回の「自殺」の記事でもお話ししましたが

エホバ神に助けを求めるのです。

 

「エホバ神よ どうかこの心を救ってください」

 

そう心の中で思うのです。

大丈夫。必ず貴方の心を助けてくださいます。

 

エホバ神は人間をつくった親です。

親は子を守り 必ず助けます。

 

この世で犯した罪はこの世で清算されるようになっているのです。

自然に事は運ばれ 成るように成ります。

 

被害者の魂は亡くなったあと 再生プログラムが施行され 神によって助けられます。

 

今もこの世界中で人が人に殺されています。

この世の殺人がひとつでも無くなるよう 願うばかりです。