愛のおはなし ~育児放棄をする親たち~【ネグレクト】

皆さんは「ネグレクト」という言葉を耳にした事はありますか?

ネグレクトとは養育すべき両親や大人が世話をせず育児放棄をすること

愛にも色々ありますが

今回は愛ゆえに ネグレクトの母親に代わって 

幼き子供の命を守る 女性の亡霊のおはなしをします

4つになる女の子の両親は 共に忙しく働いていました

この女の子のママは 別の男性との間にも子供がいて 女の子は再婚相手との間に生まれた子です

最初に産んだ子は元夫に引き取られています

置いてきた理由は その子を愛せなかったからです

ママ自身が 自分の母親から愛情をかけられずに育ち 我が子に愛を与えることができなかったのかもしれません

離婚後 このママは新しい男を探し 愛を求めました

そして出会います

ママは次に出会った男と結婚したかったので 深く考えず流れに身を任せて 妊娠を受け入れます

結婚する前からその男は「子供が欲しい」と度々口にしていました

ママは妊娠すれば結婚して もう離れていかないと算段をしたのでしょう

そして望み通り再婚を果たします

こうしてママにとっては第二子である女の子が生まれました

しかし こうした流れで結婚したこともあってなのか 男はママや我が子に愛情を示しません

夫婦の喧嘩は絶えず そのうち会話も途絶え 口もきかなくなります

ママは心が荒み 女の子を邪険に扱い始め 

口汚く怒鳴ったり 少しの事で叩いたりを繰り返していました

言葉で罵ったり手を挙げる事も暴力ですが 女の子が一番傷ついたのは

大人から真の愛情をかけてもらえず 存在を無視され続けたことでした

女の子は2歳にして生きることに絶望したのです

実の親は傍にいるけれど 心は遙彼方 

孤児そのものです

この子の事を大人は皆見て見ぬふり

パパもおじいちゃんもおばあちゃんも

保育園の先生も 近所の人達も全員

外野の人達からは 普通の家庭で健全に育てられているように見えます

なぜならば

女の子の身体には傷ひとつ無いから

けれど心は傷だらけ

この様子をずっと見ていた女性の亡霊は この女の子の事を放っておけなくなります

この亡霊はこの世に未練があるため 帰るに帰れず さまよっていたのです

女性の亡霊は子供が欲しかったのですが それは叶わず この世を去ります

母親になってみたかったという悔いを残して

そしてある日 この女の子に出会い 見守り続けているうちに

愛情を抱き始めます

「母親が放棄しているのだから 私がママになってもいいよね」

こうして亡霊はいっときも離れることなく 女の子を守り続けることにします

女の子はやっと愛してくれる存在が現れてくれたことで 魂ごと大喜びします

それがたとえ この世のものではない 亡霊という存在であったとしても

けれどいつまでもこの状態ではいられません

この世のものではない存在と生きている人間の波動は全く違います

なので女性の亡霊に悪さをする気がないとしても ずっと傍にいるのは女の子にとってはマイナスです

それはなぜか

霊魂は生きている人間の生命力を勝手に吸い取ってしまうから

このままでは日に日に女の子の生命力は 下がり続けてしまいます

それでも4歳の女の子は 傍で見守り続け 愛してくれる亡霊ママを慕っているのです

幼い子供は身体をもっている私たちの❛自我❜の部分と 肉体ではなく霊的な部分である❛魂❜が近いので

感覚的に誰かが傍にいる事を感じています

これが大人になると理屈や先入観が邪魔をして ❛自我❜と❛魂❜が遠くかけ離れる事が多く 霊魂が傍にきても

気が付かない場合がほとんどなのです

この4歳の女の子は 生きている母親からは目の前で無視され 愛を与えてはもらえず

傍に寄り添う霊魂に 愛を与えてもらい 守られている

そしてこの亡くなった女性の魂は 我が子同然に可愛がり 愛している

この世界には親から育児放棄をされネグレクトを受けている子供が数多く存在します

このおはなしはその現実の一部です

貴方はこの奇妙で悲しいおはなしをどう感じ受け止めますか?