幸せのために〜『四つの約束』より

こんにちは。

いつもありがとうございます。

最近読んだ本で、これはいいな...と思った言葉があるので残しておきたいと思います。

『四つの約束』ドン•ミゲル•ルイス 著   松永太郎 訳 より

この本は、古代メキシコの「トルティック」の智慧にもとづいて、人生をすみやかに変え、真の自由と幸福をもたらすことができる教えを『四つの約束』としてまとめあげたもの だそうです。

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第二の約束

「どんなことも、自分のこととして受け取らないこと」

え? 何のこと? と思われるかもしれません。

例えばですが、私たちは、相手から悪口を言われると、なんらかのネガティブな反応をしてしまいがちです。

物事をなんでも自分のこととして受け取ると、どうしても怒りがわいてきて、自分を守ろうと反応してしまいます。

けれどもここでは、悪口を言っているのは相手であって、それはあくまで相手の考え、感じ方であると考えてみましょう、ということです。

もしもその悪口を自分のこととして受け取るということは、自分がそれに同意しているということだというのです。

たとえばAさんの言った言葉でBさんが傷付いたとします。傷つけているのはAさんではなく、

Aさんの言葉で触れられるような傷をBさんは持っているからだ、というのです。

結局、Aさんは自分で自分を傷つけているのだ、というのです。

これは、今現在、自分は傷付いていると感じている人にとっては、かなり厳しい言葉かもしれません。

ですが、冷静なときによく自分をみつめてみると、真実が見えてきます。

また、相手に怒るということは、恐れがあるからだともいいます。

恐れていなければ、怒ったり、憎んだり、悲しんだり、嫉妬することもないとのこと。

恐れでなく、愛を持てば、そのようなネガティブな感情が入りこむ余地はないとも。

なかなか難しいと思われるかもしれませんが、愛をもち、

相手の言動(相手の責任である部分)と自分が責任をもつべき部分を、はっきりと分けて見極めるのは、

気持ちよく生きていく上での大きな智慧だと思います。

参考までに

最初の約束 正しい言葉を使うこと

第二の約束 なにごとも個人的に受け取らないこと

第三の約束 思いこみをしないこと

第四の約束 つねにベストを尽くすこと

この本は心理学の本ではなく、愛の本です。

最後は、こんな祈りの言葉で結ばれています。

「人生のすべてを愛の中で生きることができますように。アーメン」

おすすめです。