連載*こんなに苦しい想いをするくらいなら、あの人とは別れた方がいいのかもしれない・・・

151728.jpg苦しい、悲しい、切ない、不安、のようなネガティブな感情の波に飲み込まれ、自分を見失い、冷静になれず、客観的に物事が見えなくなっていきます。

そのような感情に陥ると、「こんなに私を苦しめるのは、あの人だ」と敵対する気持ちが生まれるようになり、憎むようにもなるわけです。

すると、こんなに苦しい想いをするくらいなら、あの人とは別れた方がいいのかもしれない・・・、あるいは、こんなに苦しめるあの人といても、自分は幸せになれない、と考えたりもするわけです。

これは負のスパイラルにハマっている状況なのですが、冷静さを欠いていると、一向に気付くことができなくなってしまうのです。

つまり、この感情の始まり、原因、根底になっているものこそ、「相手が思い通りにならない」、という支配欲であり、自分の心の奥底に潜んでいる煩悩に苦しめられている、ということに気付く必要があるのです。

相手が優しい言葉をかけてくれる、優しく接してくれる、というような期待する気持ちが叶わない、相手が思い通りに、期待通りの反応をくれない、という思いは、裏切り、失望、というネガティブな感情に直結し、自分の存在価値を否定された気分になり、苦しくなったりするわけです。

つづく