恋の成功理論「彼の気持ちが見えず、別れを告げたけれど・・・(18)」

本心は、「胸に手をあててよく考えなさいよね、あなたが私の誠意を踏みにじるから怒ってるのよ。そのことを反省し、今後このようなことはない、と誓わない限り、許さないんだから」と伝えたいのではないでしょうか。

けれども、女性の誠意、気遣いを説明し、彼に理解を促すことは骨の折れる作業であり、謙虚さやうやうやしさからは程遠く、図々しく厚かましく押しの強さを前面に打ち出して話し合う必要に迫られるわけです。

何度も言いますが、女性は、謙虚に裏方に徹することを良しとされている風潮の中で育っているわけで、あさましい考えを吐露し、醜い心の奥底をさらけ出すことに抵抗を感じてしまうのです。

男性の前では、つつましく、聖人のようなたたずまいで、常に笑みを絶やすことなく裏方の体で通してきた手前、今更呑み込んできた思いをぶちまけるわけにはいかない。

なぜならば、彼に対して、自分が我慢してきた想いを一つ一つ伝えた場合のリスクを考えるからです。

つづく・・・