苦しみのしくみをみる2

こんにちは。

いつもありがとうございます。

さて、今日は、苦しみのしくみをみる の続きです。

私たちは、事実をありのままに見ているのではなく、常に自分のフィルターを通してみて、意味付けをしています。

たとえは、普段から「私はだめな人」と思っている人と、「私はできる人」と思っている人では

見えているものが違うのです。これを投影といいます。

そして、自分の中に見たくない思いがあるとき、私たちは無自覚に感じないふりをします。これを抑圧といいます。

例*自分はダメだ、と思っている人は、それを抑圧し、自分にはその思いはないことにし、

そのかわりに、身のまわりの人に投影します。 

さらに、自分をダメと感じさせる人を攻撃したり、ダメな人に嫌悪感をもったりします。

場合によっては、自分をダメと感じさせる人より上にいこうとして、ダメでないことを証明しようと頑張ったり。

投影によって、誰かを悪者にして攻撃し、自分は悪くないと防御してしまいまいます。

これは、私たちがよくやってしまうことなのです。いいとか悪いではないのですが、

ただ、これをやっていくと、いつまでも苦しいということになります。

自分を守ろうとするほど、相手を攻撃し続ける、、でも攻撃してもしても、

自分のことを内心ダメと思っていることは、消えていないからです。

どこかで見ないふりをしているわけです。

本当にラクになるには、自分のことを「私はだめな人」と思っていることに気づき、

それを受容して、感情を解放していくことです。

ただ、自分を見つめるということも、また抵抗が生じます。

なぜなら、「自分はだめな人」と思っている、そう認めたくないからです。

そう感じることに恐れがあるからこそ、

感じたくないので抑圧して、相手に投影して、相手を攻撃して、自分を防御しているのですね。

もし認めてしまったら、、、、?

生きていけないとか、やっていけないとか、みじめだとか、、

なにかとてもまずいことにあると思っているのかもしれません。ですから抵抗しますが、

実は大丈夫です。

「自分はだめな人」というのも事実ではなく、それは思い込みでしかないのです。

過去にそう思ってしまった、ただの勘違いなのです。

ですから、冷静に、ああ、自分は自分のことをこんなふうに思っていたんだな、と

まずはきちんと自分に向かいあうこと、

それが出来れば、本当にラクになる方向に、一歩近づいていけるでしょう。

※このしくみは、インテグレイテッド心理学という講座で学ぶことができます。

ご興味がある人は検索なさってみてください。