こんにちは。
いつもありがとうございます。
さて、今日は、苦しみのしくみをみる の続きです。
私たちは、事実をありのままに見ているのではなく、常に自分のフィルターを通してみて、意味付けをしています。
たとえは、普段から「私はだめな人」と思っている人と、「私はできる人」と思っている人では
見えているものが違うのです。これを投影といいます。
そして、自分の中に見たくない思いがあるとき、私たちは無自覚に感じないふりをします。これを抑圧といいます。
例*自分はダメだ、と思っている人は、それを抑圧し、自分にはその思いはないことにし、
そのかわりに、身のまわりの人に投影します。
さらに、自分をダメと感じさせる人を攻撃したり、ダメな人に嫌悪感をもったりします。
場合によっては、自分をダメと感じさせる人より上にいこうとして、ダメでないことを証明しようと頑張ったり。
投影によって、誰かを悪者にして攻撃し、自分は悪くないと防御してしまいまいます。
これは、私たちがよくやってしまうことなのです。いいとか悪いではないのですが、
ただ、これをやっていくと、いつまでも苦しいということになります。
自分を守ろうとするほど、相手を攻撃し続ける、、でも攻撃してもしても、
自分のことを内心ダメと思っていることは、消えていないからです。
どこかで見ないふりをしているわけです。
本当にラクになるには、自分のことを「私はだめな人」と思っていることに気づき、
それを受容して、感情を解放していくことです。
ただ、自分を見つめるということも、また抵抗が生じます。
なぜなら、「自分はだめな人」と思っている、そう認めたくないからです。
そう感じることに恐れがあるからこそ、
感じたくないので抑圧して、相手に投影して、相手を攻撃して、自分を防御しているのですね。
もし認めてしまったら、、、、?
生きていけないとか、やっていけないとか、みじめだとか、、
なにかとてもまずいことにあると思っているのかもしれません。ですから抵抗しますが、
実は大丈夫です。
「自分はだめな人」というのも事実ではなく、それは思い込みでしかないのです。
過去にそう思ってしまった、ただの勘違いなのです。
ですから、冷静に、ああ、自分は自分のことをこんなふうに思っていたんだな、と
まずはきちんと自分に向かいあうこと、
それが出来れば、本当にラクになる方向に、一歩近づいていけるでしょう。
※このしくみは、インテグレイテッド心理学という講座で学ぶことができます。
ご興味がある人は検索なさってみてください。
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